「寝る子は育つ」とはよく言ったもので、毎晩、我が子が眠ってすくすく育っているのをママは間近で見ているはず。でもそんな子どもの睡眠も、たっぷり眠っていても「質」が悪いと「隠れ不眠」に陥ってしまうのです。今回は、専門家の著書より、子どもの睡眠不足や子どもの寝室の作り方をご紹介します。
見逃してるかも!子どもの睡眠不足
子どもの寝顔だけを見ていても、子どもの睡眠の質を見極めるのは至難の業!
そんなときは、早稲田ハウスの金光容徳社長著、呼吸器内科専門医の宮崎雅樹先生監修の「元気で賢い子を育てたいなら子どもがぐっすり眠れる部屋を作りなさい」(アスコム刊)に載っている、「不眠度チェックシート」が参考になります。
そんなときは、早稲田ハウスの金光容徳社長著、呼吸器内科専門医の宮崎雅樹先生監修の「元気で賢い子を育てたいなら子どもがぐっすり眠れる部屋を作りなさい」(アスコム刊)に載っている、「不眠度チェックシート」が参考になります。
「不眠度チェックシート」
・目覚めが悪く、目覚まし時計が鳴っても起きない。
・寝起きの食欲がなく、朝食をとらないことも多い
・就寝時刻が21時以降であることが多い
・休日の起床時刻が休日より2時間以上遅い
・寝ても十分に疲れが取れていない様子である
・日中の眠気が目立つ
・イライラしやすい
・落ち込みやすい
・寝つきが悪い
・スマホを使っている時間が長い
・大人(親)の生活時間に合わせてしまっている
チェックの数が1~3項目以上で要注意、4~6項目で特に注意、7項目以上ですぐに改善に取り組みましょう。
もし我が子にこれらの兆候が見られたら、睡眠の質が低いのかもしれません。
子どもの寝室作りのポイント
では、睡眠の質を上げるためにはどうすればいいのでしょうか?
一つのアプローチが、寝室環境を整えること。
「元気で賢い子を育てたいなら子どもがぐっすり眠れる部屋を作りなさい」によると、次の3つが子どもの寝室作りのポイントになるといいます。
一つのアプローチが、寝室環境を整えること。
「元気で賢い子を育てたいなら子どもがぐっすり眠れる部屋を作りなさい」によると、次の3つが子どもの寝室作りのポイントになるといいます。
1. 空気をきれいに
寝室の空気が悪いと、睡眠中に体に悪いものを大量に吸い込むことに。とはいっても、空気清浄機は床のホコリを舞い上がらせるためできるだけ使わず、掃除と換気をしっかりするのがポイントだそうですよ。
寝室の空気が悪いと、睡眠中に体に悪いものを大量に吸い込むことに。とはいっても、空気清浄機は床のホコリを舞い上がらせるためできるだけ使わず、掃除と換気をしっかりするのがポイントだそうですよ。
2. おもちゃや絵本などのモノは置かない
寝る直前までおもちゃや絵本に囲まれていると、脳が刺激されて寝つきが悪くなることも。寝室にはモノは置かず、「寝る」だけの部屋にすると、寝室を見るだけで睡眠のスイッチが入るようになるのだとか。
寝る直前までおもちゃや絵本に囲まれていると、脳が刺激されて寝つきが悪くなることも。寝室にはモノは置かず、「寝る」だけの部屋にすると、寝室を見るだけで睡眠のスイッチが入るようになるのだとか。
3. カーテンは遮光でないものを選ぶ
光の調整も重要。夜は月明かり程度の暗さが寝つきによいといいます。また、朝は太陽の光を浴びると、睡眠ホルモンのメラトニンが14~15時間後に分泌されるようにセットされることから、朝起きたらできるだけ太陽の光を浴びることがポイント。そのためには、カーテンは遮光ではないほうが、夜と朝の自然光を取り入れられるのでおすすめだそうですよ。
光の調整も重要。夜は月明かり程度の暗さが寝つきによいといいます。また、朝は太陽の光を浴びると、睡眠ホルモンのメラトニンが14~15時間後に分泌されるようにセットされることから、朝起きたらできるだけ太陽の光を浴びることがポイント。そのためには、カーテンは遮光ではないほうが、夜と朝の自然光を取り入れられるのでおすすめだそうですよ。
子どもの寝つきが悪いなら運動量を増やしてあげる
小児科専門医である額田成先生の「子どもの身長を伸ばすためにできること: 小児科専門医が教える食事と生活習慣」(PHP研究所刊)によると、寝つきが悪い子や睡眠が浅い子は、昼間の運動量を見直すとよいと書かれています。
昼間の適度な運動は、眠りを誘い、成長ホルモンの分泌量も増やしてくれるそうですよ。もし子どもの寝つきが悪いなら、昼間の遊びの方法を見直してみるとよさそうですね。
昼間の適度な運動は、眠りを誘い、成長ホルモンの分泌量も増やしてくれるそうですよ。もし子どもの寝つきが悪いなら、昼間の遊びの方法を見直してみるとよさそうですね。