2021年4月5日 更新

助産師さんも見逃すほど!?尿漏れと間違いやすい『高位破水』に気を付けて!

出産予定日まであとわずか…そんな時に突然破水!もしかしたらそれ、『高位破水』かもしれません。尿漏れと間違いやすい、間違われやすい、高位破水の経験談をご紹介します。

生まれた赤ちゃん一人ひとりに出産エピソードがあるように、筆者の場合はこの『前期破水』×『高位破水』の経験者の一人です。これから出産を控える妊婦さんが、ネットなどであれこれ調べるうちの一例として心の準備材料になれば…。また、同じような経験者さんとあるあるを共有できたらいいなと思って綴ります。

『高位破水』とは?


破水は、赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れて、羊水が外に流れ出すことをいいます。通常は陣痛がピークとなり、子宮口が全開大になるころに起こるのですが、中には陣痛が始まる前に、卵膜の一部が破れて羊水が少しずつ流れ出すことがあります。これを「前期破水」といいます。

また、卵膜の破れた場所が高い位置の場合を「高位破水」といい、この場合は少量のため、尿もれとの判別が難しいものです。破水は、少量ずつ繰り返し出る、生臭いにおいがするなどの特徴がありますが、判断がつかないときは、感染の心配があるので、入浴を避け、清潔なナプキンをあててすぐに産院に連絡をしましょう。
高位破水、本当に気付けません。

でも、日頃から自分のからだを見ていれば絶対に尿漏れとの違いに強い確信を持てます。前期破水の場合はその種類にかかわらず、冷静にいつもの自分と比べて判断するしかないのです。

高位破水の場合、音も量もありません。さらに激しい運動をしていたわけでも、外からの刺激が原因でもありません。絶対に抗えない、仕方ないことだと助産師さんからは言われました。

だから破水は決して悪いことでも不運なことでもありません。その後の行動を間違わずに、冷静でいればいいだけのことなのです。

高位破水経験談 ~筆者の場合~

筆者の場合、夜中トイレに起きて布団に戻ったら、ジョワっと漏らした感覚があったので「ガーン、やってしまった…。」と悲しくなりなりつつ、その後下着を変えている最中もジワジワと漏れるので初めて異変に気付けました。

破水とお漏らしの違いは
・血が混じってないか
・匂いはいつものおしっこと同じか(少し生臭いのが羊水の匂いです)
・自分の意志でとめれるか、とめれないか(自分の意志に反して漏れるのは羊水の可能性あり)

当時、破水するかもしれないと思ってもいなかったし。こんな少量で破水かもしれないなんて病院に言いにくい…。そんな風に思っていました。

親切な病院だったから助かった・・・

当時、筆者は初産だったこともあり、産院側からは「臨月以降はお漏らしだとしても、そういうことがあれば恥ずかしがらずに電話をください。」と親切に言っていただいていたので、電話相談して破水の可能性を認められ産院に行くことができました。

しかしその後3人目の出産時、こんなパターンもあったのです。

「残念だけど漏らしただけかな?(笑)」

初産で高位破水を経験できた筆者は、3人目の出産予定日2日前の夜明け頃に、突然のお漏らしで目を覚まします。素人ながらも一度経験すれば、匂いをすかさずチェックします。しかしさほど匂いもなく、自信がもてませんでした。

産院に電話するも、私の自信のなさが伝わるのか

(産院)「診療時間まで様子見てて」
(筆者)「一度同じような経験したし診てもらいたい」

の攻防戦・・・。この時の産院は1人目の時とは別です。

やっとの思いで助産師さんにリトマス試験紙のようなもので早速検査してもらいますが、なかなか羊水判定が出ません。担当の助産師さんには「せっかく来てもらったのに悪いけど、残念だけど漏らしただけかな?」と笑われてしまう始末。

でも触診中もジワっと漏れるのでしつこくもう一度検査を頼むと、やっとリトマス試験紙のようなものが色が変わり、助産師さんも破水を認めてそのまま入院となりました。かなり高い場所から非常に少量だったため、採取した場所によっては判定もできないほどだったみたいです。
そしてその後、1時間で無事出産を終えることになったのです。「もし検査の段階であきらめて帰宅していたらー…」と助産師の方とは笑いあいましたが、内心かなりゾッとしていました。
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この記事のライター

リリー リリー

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