2021年1月12日 更新

上の子の赤ちゃん返り…!2人目ができてからの効果的な対応とは?

早い子は2人目の妊娠中から赤ちゃん返りがおきます。妊娠中や産後のママにとっては体力的にも精神的にも参ってしまいますよね。原因と対応策についてご紹介します。

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第二子を妊娠・出産するにあたり、多い悩みの一つが“上の子の赤ちゃん返り”に関することではないでしょうか。特に上の子が2歳を過ぎていると、よりその傾向が強くなるようです。今回は、赤ちゃん返りがなぜ起こるのか、その原因と対応策についてご紹介します。

赤ちゃん返りはなぜ起こる?

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赤ちゃん返りは、今までパパやママからの愛情を独り占めしていた子が、下の子の誕生によって不安になる気持ちの表れだといわれています。

「もっと愛情をそそいでほしい」
「こっちを向いてほしい」
「ぼく・わたしはここにいるよ」
「自分の存在意義を認めてほしい」

などの感情から、まるで赤ちゃんに戻ったかのような振る舞いをします。これらの感情や行動はごく自然なもので、自分に必要な愛情を求めるための大切な発達の過程と言えます。

赤ちゃんは“何もできない存在”です。何もできなくてもそこに存在しているだけで、パパやママに愛情を注がれているのを上の子は目の当たりにします。すると、「自分も存在しているだけで愛される存在なんだ」ということを感じたくなるのです。

自分でお着替えができなくても、トイレに行けなくても、泣いていても“愛されている”と感じること。これが、子どもの“自己肯定感”をはぐくむきっかけになります。

赤ちゃん返りの行動

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赤ちゃん返りの例をいくつか紹介します。

・今までよりスキンシップを多く求めてくる
・今までできていたこと(お着替え・食事・トイレ等)をやってもらいたがる
・歩かずに抱っこを求めてくる、ベビーカーに乗りたがる
・わがまま、聞き分けがなくなる、機嫌が悪くなる
・夜泣き、おねしょなど睡眠が今までよりスムーズでなくなる
・おっぱいを飲みたがる

など、個人差ありますが上記の例がよくある赤ちゃん返りの症状です。
妊娠中や産後の体にはとても大変ですよね。

とにかく上の子優先

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最も効果的な方法は、とにかく上の子優先!です。上記の通り、自分に愛情を注いでほしい気持ちの表れなので、なるべく要望に応えてあげましょう。

一番よくないのは「赤ちゃんのお世話で忙しいから自分のことは自分でやって!」と突っぱねてしまうことです。とはいえ、どうしても手が離せない時もありますよね。そんな時はやさしく「少し待っててね」と声をかけ、その後たくさん愛情を注いであげると良いでしょう。

「下の子がかわいそう」と思うかもしれませんが、子どもは子供が好きなので、後追い等するようになったらおもしろい動きをするお兄ちゃん、お姉ちゃんに釘付けになります。パパやママよりも、お兄ちゃん、お姉ちゃんの真似を多くする子もいます。下の子は下の子で自分の状況を理解して適応していくので心配はいりません。

むしろ、下の子が赤ちゃんの時に大事にされた上の子は心にゆとりができるので、下の子のことも大事に思えるようになります。下の子にとっても、お兄ちゃん、お姉ちゃんから大切にされる事に繋がるので、“上の子優先”は効果的な対策といえるでしょう。

パパの理解と協力が必須

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とはいえ、赤ちゃんのお世話をしながら上の子優先…睡眠不足の上に家事までやっていたらママの体が壊れてしまいます。

赤ちゃんの授乳以外の育児(おむつ替え・お風呂・ミルク・離乳食等)はパパに任せたり、毎日の感覚をつかむまでは家事は話し合って分担することをお勧めします。
今は男性の育休取得も増えていますから、理解を得られるようにしたいですね。
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この記事のライター

あんり あんり

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