2019年9月2日 更新

厳選☆「家宝になるこの一冊」ずーっと一緒にいたい絵本と出会いましょう♪

児童書専門店「ブックハウス神保町」の副店長荒木さんにこっそり教えて貰いました♪ 「家宝になるこの一冊」をご紹介します☆

さらには、ミルクをつくるためのお湯も用意されてるようです。利用したい方は、ぜひスタッフに声をかけてみてくださいね。

必見!厳選された「家宝になるこの一冊」をご紹介!

荒木さんにお聞きしたところ、書店に配属される前は編集の仕事に携われていたそう。書籍が店頭に並ぶ前の段階のお仕事をされてたのですね。「もともと絵本に詳しかったのですか?」という質問に「そうではないんですよ」と荒木さん。「お客様からのご質問やご要望にお応えしてるうちに、たくさんの絵本を知り、その魅力にどんどん気づかされたのです」とおっしゃっていました。
今回、荒木さんに紹介していただいた「家宝になるこの一冊」はお子さまにはもちろん、大人の方にもオススメの絵本です。
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ご紹介いただいた作品の中から2作品を紹介します☆
☆ビロードのうさぎ☆

ほんとうのものって・・・

ブロンズ新社 - ビロードのうさぎ (31322)

マージェリィ・W・ビアンコ/原作
酒井 駒子/絵・抄訳
ブロンズ新社/出版

2007年4月25日初版第1刷発行
あるクリスマスの日、ぼうやは靴下に入ったビロードのうさぎをもらいます。その日からビロードのうさぎは、ぼうやにとってほんとうのうさぎになりたいと思い始めます。「ほんとうのもの」になりたいと願うのです。
『大好きな人に愛されたい気持ち』それは誰もが抱く感情です。

最初は好きな人によく思われたくて、着飾ったりするもの。自分の弱いところに気づかれない様に隠してみたり。

みなさんにとっての「ほんとうのもの」って?

恋愛にもよくありますが、物質的な満足は一時的なもの。カタチはどうであれ、ココロに響く相手の言動が、お互いの気持ちを豊かにしてくれるものではないでしょうか。

このビロードのうさぎから、ほんとうの愛情とはどう言うものなのかを考えさせらます。
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ビロードのうさぎがだんだん汚れてボロボロになる姿はどこか長く連れ添った夫婦の姿の様にも感じました。しわくちゃになっても、そんな君が愛おしく、君の存在が僕の存在。

しかし、物語は一瞬悲しい終わりを迎えます。

子育てをしていて感じることは、こどもの興味は常に移り変わるもの。大切にしていたおもちゃがあっても、成長との共に新しい出会いがあれば興味も移り変わるものなのです。

しかし、「このビロードのうさぎ」から、それは悲しいことではないんだな、と気づかされます。一時的な間であっても、子どもとおもちゃの間に築かれた絆は『ほんもの』なのです。

そのことを子ども部屋の妖精はちゃんて見ていてくれます。
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ふと、あのおもちゃ、どこにいったかな?

なんて思う瞬間。

もしかしたら「ほんとうのもの」になったのかな♡

そんなあたたかい気持ちになります。
「ビロードのうさぎ」は、大切な「ほんとうのもの」を探せる一冊かもしれません。
手に取って読んでみてください♪
☆ジャーニー☆

女の子とまほうのマーカー

『ジャーニー 女の子とまほうのマーカー』(ベッカー,アーロン):講談社の翻訳絵本|講談社BOOK倶楽部 (31736)

アーロン・ベッカー/作
講談社/出版


2013年11月28日 第1刷発行
39 件

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