ゲームで“負けると怒る”我が子…
我が子は元々気難しいところがあり、意思疎通ができるまでは「育てにくい」と感じていました。3歳を過ぎ、言葉やジェスチャーでのやりとりができるようになると、難しさは少し軽減されました。
が、しかし…。4歳になった頃、新たな「難しさ」に直面してしまったのです。それは、「勝敗のつく遊びで負けると怒る」という状況。当時通っていた保育園でも、4歳頃になると勝敗のある遊びをすることが増えました。
じゃんけん遊び、フルーツバスケット、玉入れ…。我が子はどの遊びでも、「負けると怒る」状況になってしまいました。我が子の気質を考えると、大いに想像がつきます。ずっと「0か100か思考だな…」感じていましたし、気難しく、負けず嫌いがゆえ、「負けを認められない」のだろうと思います。
“負けると怒る”はいつまで続く?
一般的に4歳頃になると、競争心が芽生え始めます。友達や先生、親との関わりで、「負けたときの気持ちの整理のつけ方」を学んでいくのです。勝ったり負けたりする経験を積み、6歳頃になると、「負けたときの気持ちの整理のつけ方」を身につけられるお子さんが多いです。
しかし、これには個人差があり、6歳を過ぎても「負け」を認められずに怒るお子さんも…。原因は2つ考えられます。
1つ目の原因には、「気質的に負の反応が出やすい」ということが挙げられます。このタイプのお子さんは、「0か100か」「白か黒か」の思考で完璧主義であると考えられます。2つ目の原因には、「育ってきた環境」が挙げられます。「次は1番になろうね」「もっと頑張れば勝てるよ」など、“努力の過程”ではなく、“結果”に対する反応をしてきたことが考えられます。
どちらの原因にしても、対応方法や接し方を変えることで、状況は好転するはず…!そう思い、まずは、家庭の中で「気持ちを整理する練習」をすることにしました。
我が家流!負けると怒る我が子への効果的な6つの対応法
“負けると怒る”状況を少しでも良い方向に変えていくため、我が家で取り組んでいる6つの対応方法をご紹介します。
1.家族で勝敗のつく遊びをする
我が家では、毎夕トランプやUNOなどのカードゲーム遊びをしています。意図的に勝敗のつく遊びを取り入れ、「負けたときの気持ちの整理のつけ方」を学んでもらうためです。
また、負けても大きな声を出さなかった・怒らなかったなどの“プラスの反応”ができたときにしっかり認め、「プラスの反応を強化する」機会を継続的に取り入れたかったからです。プラスの反応を強化できると、自然とマイナスの反応(大きな声を出す、大泣きする、怒る)は減っていきます。