2.事前に勝敗のつく遊びであることを伝える
心の準備ができていることは、大変重要です。同じ遊びであっても、いつも「この遊びは勝ったり、負けたりするからね〜」と、さらっと伝えています。
3.事前に「勝っても喜び過ぎない」「負けても怒らない」ことを伝える
これも事前対応です。「勝っても喜び過ぎないよ。だって、◯◯(息子)が勝ったということは、負けた人もいるからね。負けても怒らないよ。2つ守れたら、かっこいいね」このような声をかけてから、ゲームをスタートします。
実際の遊びの中で、この約束を守れたら、「約束が守れたね!花丸だ」など、しっかり認めてあげる声かけを意識しています。
4.「悔しい」気持ちを汲み取ってあげる、吐き出させる
事前対応しても、状況によっては怒ってしまうことがあります。そのときは、突き放すよりもまず、「悔しいよね」と、気持ちを汲み取ってあげるようにしています。また、「負けて悔しいよね。ほかにも言いたい気持ちがあれば教えてくれる?」と、心のモヤモヤ・イライラを吐き出させるようにしています。
5.周りに目を向けさせる
「でも、ママもパパも負けたとき、◯◯(息子)みたいに怒ってる?」などの問いかけをして、周りに目を向けさせるよう意識しています。5歳後半頃からは、「ママやパパ、幼稚園ではお友達が勝ったときに拍手をしてあげたり、負けたときは、“大丈夫だよ”の声をかけてあげられたりすると、素敵だね。」の言葉も添えています。
6.それでも気持ちを立て直せないときは、筆者と夫でゲームを続ける
事前対応、事後対応をしても、気持ちを立て直せないときは、淡々と筆者と夫でゲームを続けます。「怒っても泣いてもゲームは状況は良くならないんだ」ということを分かってもらうためです。
負けたら怒る・大泣きする・大きな声を出すなどの“マイナスの反応”も、プラスの反応同様、続くことによって強化されてしまうので、淡々とゲームを続け、我が子のマイナスの反応を減らせるように心がけています。
対応法を家庭と園(学校)で共有できると尚良い
良い効果が出たのは、園と対応法を共有できたことが大きいです。園の先生方は、子どものプラスの行いを認めることは常々してくださっていたので、以下の2点を主にお願いしていました。
※我が子にも、「幼稚園でゲーム遊びしてみたらいいかもね」とさらっと勧めておきました。
・マイナスの反応が強いときは、「無反応」で対応してもらいたいこと