新型コロナウイルス感染者の急増を受け、緊急事態宣言が発令されました。外出自粛が長引き、家にいる時間が長くなることで、内食が増加し家庭での料理負担も増加します。
加えて、乳幼児のいる家庭や高齢者世帯などでは、極力外出を控え、日々の食事の買い物でさえ回数を減らしたいという生活者の意識も高まってきています。
そんな中、簡単に調理ができて、尚且栄養バランスを考慮できる“備蓄可能な野菜(=備蓄野菜)”の需要が高まる兆しをみせています。
加えて、乳幼児のいる家庭や高齢者世帯などでは、極力外出を控え、日々の食事の買い物でさえ回数を減らしたいという生活者の意識も高まってきています。
そんな中、簡単に調理ができて、尚且栄養バランスを考慮できる“備蓄可能な野菜(=備蓄野菜)”の需要が高まる兆しをみせています。
内食の増加で栄養バランスの偏り“巣ごもり栄養不足”が問題に
米や麺類など炭水化物主体の「主食」の購買が大幅増加、栄養バランスの偏りに懸念。
KSP-POSの、2020年第8週(2月24日~3月1日)のデータによると、伸長率が50%以上増と特に高いカテゴリーは、売上金額順に、米(56.4%)、インスタント袋麺(70.1%)、調理済みカレー(70.3%)、パスタソースなどのソースミックス(66.1%)、スパゲッティ(88.3%)、乾麺(97.6%)と、炭水化物を主とする「主食」に集中しています。
これらは、全国の小中学校や高校、特別支援学校に対する臨時休校の要請を受けて、家で昼食を作る家庭が増えたことが要因として考えられます。炭水化物主体の食卓になることで、栄養バランスに偏りが出てくることが懸念されます。
via www.ssnp.co.jp
家庭での食事、栄養バランスの偏りが悩み
巣ごもりによってスナック菓子をバカ食いするなど、子どものおやつ問題に頭を悩ませる親たちも多いでしょう。True Dataが実施した「新型コロナウイルスによる消費の変化」調査によると、スーパーの今年2月の食品(生鮮食品除く)売上個数伸び率ランキング上位に「デザートの素」や「玩具菓子」などがランクインしており、子供が好みそうなカテゴリーが増加していることがわかります。
簡単に食べられるパスタや焼きそば、カレーなどの「主食メニュー」や、お菓子などを食べる頻度があがることで、栄養バランスが偏ってしまったり、崩れてしい、“巣ごもり栄養不足”が問題となっています。
via prtimes.jp
休校延長で料理負担が増加…手軽に栄養を摂りたいニーズの拡大
休校延長で家事負担が増加
家事代行サービス「キッズライン」が会員120名に対して実施した新型コロナウイルスによる生活への影響に関する調査で、自宅で過ごす時間が増えたことで「家事の負担」は増えたと感じるかを聞いてみたところ、「とても感じる」「感じる」と回答した人は55.9%と半数以上でした。
via prtimes.jp
また、クックパッドが臨時休校になった小中高校に通う子どもを持つ親448人を対象に行った「臨時休校に伴う家庭の料理負担の実態調査」によると、子どもの学校の臨時休校に伴って、料理の負担が増えたと答えた人は80%と大半を占めました。
家での時間が増えることで、母親を中心に多くの家庭では家事の負担が増えており、料理に関する負担については約8割と多くの人が悩みを抱えていることがわかりました。
家での時間が増えることで、母親を中心に多くの家庭では家事の負担が増えており、料理に関する負担については約8割と多くの人が悩みを抱えていることがわかりました。
via prtimes.jp
料理負担料理の中でも特に「お昼ごはん」への負担や悩みが増加!
クックパッドが実施した同調査によると、料理をする際に困っていることの1位は「昼ごはんの準備が大変」(72%)でした。
via prtimes.jp
また、クックパッドのビッグデータサービス「たべみる」を使用した検索キーワード調査では、臨時休校が開始された3月2日(月)以降「昼ごはん」の検索頻度が急増しており、前年同週と比較して298%となりました。
給食代わりに急に作らなければならなくなってしまった「お昼ごはん」。母親を中心に、時間をかけずに作れるレシピを各家庭が求めていることがわかります。
給食代わりに急に作らなければならなくなってしまった「お昼ごはん」。母親を中心に、時間をかけずに作れるレシピを各家庭が求めていることがわかります。