2019年8月22日 更新

児童書レーベルの文学賞「第5回角川つばさ文庫小説賞」受賞作品が決定!栄えある注目の受賞作品は…?

2018年に10周年を迎える児童書No.1シェアレーベル「角川つばさ文庫」が選びぬいた受賞作品が決定!一般部門「世界一クラブ」が金賞受賞!こども部門「空き缶をけっただけの話」がグランプリ受賞!

 (91787)

株式会社KADOKAWAは、2018年に10周年を迎える小・中学生を読者対象とした児童書レーベル「角川つばさ文庫」において「角川つばさ文庫小説賞」を運営しています。この度第5回目となる贈賞式が開催されました。

「角川つばさ文庫小説賞」は、小・中学生のこどもたちにもっと読書を楽しんでもらいたいという願いを込めて創設。読み手であるこどもたちが「読みたい!」と思う小説を、自ら「書ける」場を提供しています。

一般部門の大賞・金賞受賞作は「角川つばさ文庫」からの出版を前提としており、同レーベルの人気シリーズの一つである『こわいもの係』は、2013年開催の「第1回角川つばさ文庫小説賞」の大賞を受賞した床丸迷人先生のデビュー作です。

今年の金賞受賞作品『世界一クラブ』も2017年秋頃の刊行が決定!新たな作家の誕生にご注目ください。

2018年に創刊10周年を迎える「角川つばさ文庫」は児童文庫シェアNo.1

 (91791)

角川つばさ文庫では『ぼくらの七日間戦争』などの『ぼくら』シリーズ(累計195万部)、『新訳 ふしぎの国のアリス』など『新訳アリス』シリーズ(累計52万部)、『怪盗レッド』シリーズ(累計85万部)、『こわいもの係』シリーズ(累計60万部)と、数々の大人気シリーズをはじめとする数多くのエンタテインメント作品がラインアップされています。

※2012-2015年児童文庫レーベルトップシェア。引用:公益社団法人 全国出版協会・出版科学研究所「2015年版出版指標年報」

一般部門《金賞》受賞作品 概要

『世界一クラブ』大空なつき

 (91806)

■あらすじ
徳川光一は、三ツ谷小六年の男子。「世界一、博識な小学生」だ。始業式の朝、光一は幼なじみで「柔道世界一の小学生」すみれとともに登校した。だが学校は、脱獄犯が立てこもり、閉鎖されていた!脱獄犯が、あこがれの図書館司書・橋本先生を人質にしていると聞いた光一は、クラスメートの 「世界一のものまね小学生」健太、 「世界一の美少女小学生」クリス、 となりのクラスの生徒で、 実は 「世界一の忍び小学生」である和馬を仲間にひきこんで、先生救出作戦をくわだてる!「世界ークラブ」の結成だ!

■受賞のことば
子どものころから読書に夢中で、毎日読んだ本を振り返っては「こんなキャラクターを入れたい」「こんな事件を起こしたい」と考えながら眠りについていました。つらいときも苦しいときも、色々な物語からたくさんのエネルギーをもらってきました。そんな本を私も書きたいと物語をつづりはじめ、こうしてスタートラインに立つことができ、感無量です。これから世界一クラブのメンバーとともに、夢とスリルがいっぱいつまった物語をお届けしてきたいと思います。そうそうたる受賞作のならぶ「角川つばさ文庫小説賞」の第5回受賞者として、その名に恥じぬよう精進してまいります。なにとぞよろしくお願いいたします。

■著者プロフィール
大空なつき。東京都在住。趣味は、愛用のクロスバイクでのサイクリング。知らない道を通るのが好きです。いちごと生クリームが大好物

​こども部門 グランプリ

『空き缶をけっただけの話』猫目そら(中学1年)

 (91803)

■あらすじ
披露宴で「新郎新婦を結びつけた」というエピソードが語られ始める。すべての始まりは、新婦がけった空き缶だった。空き缶は、ゴミバコを倒し、新婦はいそいで片づけた。そばにいた老人も手伝う。老人は近づいてきた少年にジュースを奢る。家に帰った少年は、姉に老人の話をする。スーパーにお使いに行った姉はおつりを忘れ、レジのおばさんがおいかけてくる。レジのおばさんは青年にぶつかる。その青年こそが、披露宴の主役である新郎で…!?

■選評
冒頭シーンから「いったいなにがおこるんだろう?」と物語に引き込まれました。視点人物がどんどん替わっていきますが、それぞれの語り口調や、漢字の使い方を変えたりと、読み手にはっきりと差がわかるように工夫されています。一つ一つのエピソードがむすびついていく展開には、先を予想させないわくわく感があり、中学一年生とは思えない力量が感じられました。読んだ後、ふんわりとあたたかい気持ちにしてくれるファンタジーで、最後のオチも見事に決まっていました。

■作品を書いたきっかけ
いろいろな人がささいなことでつながっていて、皆が笑顔になれるようなストーリーを考えたいと思ったのが書いたきっかけです。

39 件

この記事のライター

【PR】元気ママ公式 【PR】元気ママ公式

この記事のキーワード

元気ママが気に入ったら
「いいね!」をしよう♡

カテゴリー一覧