2021年9月27日 更新

【経験談】まさかの一家全員コロナ感染…!先が読めない、コロナとの戦い。

新型コロナウィルス感染症が蔓延する中、感染は他人事ではないと思ってはいても、実際身近な人や自分が感染すると、やはり「まさか…」と思ってしまうもの。今回、一家でコロナ感染した筆者家族の一部始終をお話します。

主人のコロナの症状(ワクチン接種済み)

8月26日に感染して5日間で、夫の咳は一段と酷くなり、咳が止まらず嘔吐してしまったり、緑色の痰が大量に出るように。8月31日に、所属機関の病院に連絡し、運良く(普段は、電話診療でも1週間待ちが当たり前)同日に電話診療してもらえることになり、電話診断の結果、抗生物質と咳止めを処方されました。

主人の主な症状は以下の通りです。
・熱(出たり出なかったりを1週間ほど繰り返し、出る時は37度台後半〜38度台前半)
・激しい咳
・痰(緑色)
・鼻詰まり
・息苦しさ
・倦怠感
・全身痛
・味覚&嗅覚障害
・食欲不振

9月2日頃から、痰と咳は少しずつ落ち着き始めるものの、日によってかなり波があり、動ける日もあれば動けない日もあり、そんな状態がその後1週間近く続きました。

所属機関のルール上、感染後14日間の隔離生活は必須。そして、原則として症状が完全に無くなって3日経過した上で、所属機関の病院医師による診断でOKが出ないと、職場復帰は許されないことになっています。

感染から3週間経った9月16日に、所属機関の病院医師と電話診療した際にはそのOKサインが出ず、新たに別の抗生物質、そして吸入器を処方され再び様子見。一応、9月20に職場復帰の予定…という話が出たものの、9月19日の時点で「咳・痰・息苦しさ」の症状が残っており、その話は当然流れることに。

9月20日、再び所属機関の病院へ連絡後、準救急病院へ行くこととなり、抗原検査の結果「陰性」。しかし、未だに症状が残っていることから、胸部レントゲンの紹介状を出され(準救急病院にはレントゲン施設がないため)、ネブライザーも処方されました。この際、医師には「この症状は長く続く可能性がある…」とも言われたそうです。また、職場復帰については、レントゲンの検査結果次第で決まる予定になっています。

筆者のコロナの症状(ワクチン未摂取)

筆者の症状が出始めたのは、先述した通り8月27日。最初の数日間こそ、熱がたまにあったり、軽い咳がある程度で食欲もあり、全然動ける状態だったので、正直この程度なら大丈夫だな…と思っていました。

しかし、9月1日を堺に徐々に症状が悪化。
・熱(それまで出たり出なかったりの熱が、薬を飲まないと常に37度台後半〜38度台前半になる)
・倦怠感
・全身痛
・息苦しさ
・激しい咳
・痰
・鼻水
・鼻詰まり
・食欲不振

全く引かない熱と酷い倦怠感、そして呼吸のしづらさに「これは、ひょっとしたら危ないかもしれない」…と思い、9月6日に主人の所属機関の病院へ相談。これまで通り、同じ準救急病院へ再び行くことに。

診断の結果、8月27日にしたステロイド注射をもう一度接種。そして、ステロイドの飲み薬を5日分、吸入器(2種類)の処方。胸部レントゲンの紹介状を出され、更に「モノクローナル抗体治療*」というものを勧められ、この日は帰宅しました。

モノクローナル抗体治療ができるのは、症状が出てから10日以内。筆者の場合、8月27日には症状が出ていたため、病院を再受診したこの日(9月6日)で既に10日経ってしまっていました。しかし、医師からは「感染が発覚した日から計算すればまだ猶予があるし、明日(9月7日)行けば大丈夫!」と、若干無理矢理感が否めませんでしたが、その言葉を信じて、9月7日午後、モノクローナル抗体治療が行われている医療施設まで足を運びました。

施設に入ると、目の前はズラリと椅子が並べられた待合室。そこに、防護服に身を包んだ看護師たちが数十人待機。次から次へとやってくる患者に簡単な問診をし、その後患者は別の待合室に更に移動。そこで自分の名前が呼ばれるのを待ち、処置室へという流れでした。

処置室では、体温・血圧・酸素飽和度の測定を経て、極端な異常がなければ、いざモノクローナル抗体治療を受けられるようになっていました。抗体治療は至って簡単で、両腕と両脇腹に計4本の注射を打つのみ。注射後、最初の待合室へと戻り、アレルギー反応が出ないか15分ほど待った後、帰宅。

同日の夜、予約の取れた胸部レントゲン写真も取りに行きました。翌日、9月8日夕方に準救急病院から検査結果の連絡が来て、「軽度の肺炎」を発症していることが判明。肺の炎症を抑えるために、抗生物質を5日分処方されました(9月9日朝から飲み始め、9月13日に飲み終える)。

モノクローナル抗体治療が早速効果を発揮したのか、治療を受けた夜〜翌日中、熱がようやく平熱に。夜はまた微熱に戻ってしまったため、薬を飲みましたが、翌日以降熱が出ることはありませんでした。(注射を打ってくれた看護師さんから、「早ければ今夜、遅くても明日中には治療の効果が出始める」と言われていました)

しかし、9月16日は朝からとても息苦しく、座っていても横になっていても呼吸が浅い状態。これまでも波はあったものの、抗生物質を飲み終えた状態でここまで調子が悪いと、「肺炎が悪化したのでは?」と不安になり、主人の勧めもあり救急病院へ。

診察の末、胸部レントゲン・心電図(血栓の有無の確認)・血液検査をすることになったものの、肺炎も治っており、他の検査でも異常は見られないとのことで、追加のステロイドの飲み薬(5日分処方)で様子を見るようにとのことで帰宅。

現在、それから1週間近く(症状が出始めてから約3週間)経っていますが、やはり少し動くと息苦しさを感じることが多く、吸入器は必須。息苦しさが酷いと、咳・痰も未だに出ている状態です。
*モノクローナル抗体治療は、現段階では日本ではまだ使用が認められていないですが、アメリカではFDA(アメリカ食品医薬品局)から緊急使用が認められており、コロナ感染患者に早い段階で使用することで、重症化や死亡率を大幅に減らすことで知られています。

娘のコロナの症状

4歳の娘は、当然ワクチン未摂取。感染が分かった際に医師に言われた通り、幸いにも娘の症状は軽いもので済みました。

娘の症状は以下の通りです。
・熱(8月30日の発熱に始まり、基本的に37度台の微熱が9月4日まで続きました)
・若干の鼻水/鼻詰まり(日中はそこまでではなかったものの、就寝時に酷くなり、寝苦しくて最初の3日間ほどはかなり眠りが浅い状態でしたが、4日ほどで回復)
・軽い咳(9月2日から時々咳をし始める。市販の咳止めを9月6日まで飲ませる)

9月7日以降、一切コロナの症状は見られず回復したと思われます。

筆者、ワクチン接種を決意。

gettyimages (281668)

夫のワクチン接種は、自ら希望したものではなく、当時の職場の規則上によるものでした。今となっては「打って良かった」とは言っていますが、それと同時にやはりワクチンに疑問を持っているのもまた事実です。

筆者は、希望すればいつでも接種できる環境ではあったものの、行動範囲が極めて狭く(基本、近所のスーパーと娘の言語療法で出かけるのみ)、友人や子供同士の付き合いも皆無なこと、またワクチンに対する疑問や不安から、接種は様子見していたところで今回感染。

短期間で開発されたワクチンを打つリスク、そしてワクチンを打たないリスクを天秤に掛けるのは非常に難しいことですが、夫の職場内でも、ワクチン接種済み・未接種に関わらず、既に2度〜3度目の感染をしている人も多く、次いつまた自分が感染してもおかしくない状況であること。

そして実際に自分が感染し、重度ではないものの肺炎まで発症したことで、今後また感染する可能性を考えた時に、少しでも症状が軽くで済むのなら…と、ワクチン接種を決断しました。ただ、筆者の場合、モノクローナル抗体治療をしたため、回復後90日間はワクチン接種をすることができないため、その期間が明けたら直ぐにワクチン接種をする予定です。

終わりが見えない不安

gettyimages (281665)

夫、そして筆者共に、感染から約1ヶ月が経とうとしているものの、本来の健康状態に戻ったとは全く言えない状態に、最近は不安を感じるようになってきました。いわゆる「ロング・コビット*」に悩まされることになるのではないか…、健康上の支障なしにこれまで通りの日常生活をいつになったら送ることができるようになるのか…といった不安です。
また、筆者はコロナに感染するまで、不眠症解消のためにほぼ毎日6.5キロほど走っていました。ありとあらゆる睡眠薬、更にカウンセリングを試した末に行き着いたのがランニングで、なかなかの効果を発揮していたものの、コロナに感染して以降、当たり前ですが走ることはできず、連日極度の睡眠不足とも再び向き合うことに。今の状態では、走ることができるようになるのは、いつになるのか全く検討が付かず、このことでも頭を悩ませています。
*「ロング・コビット」とは、新型コロナウィルス感染症から回復後も、倦怠感や味覚障害、動悸など様々な後遺症に悩まされるケースを言います。
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この記事のライター

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