2021年1月7日 更新

家族で仲良く「感染性胃腸炎」にかかってしまった体験談

寒い時期になってくると、色々な風邪が流行って困りますよね。筆者が経験した「感染性胃腸炎」との闘いをお伝えします..。

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筆者が住む地域では、毎年11月中旬辺りから本格的に寒くなり始め、その頃から幼稚園のお便りで『感染性胃腸炎が流行っています。気を付けましょう』や『〇〇組は明日から学級閉鎖です』というお知らせが入り始めるのが例年の出来事です。

また、結婚前に働いていた職場で、上司が「こどもからノロウィルスをもらってダウンした。1週間休みます」と言って、休み明けにげっそりとして出社してきたことも、鮮明に覚えています。

そんな感染力が強い胃腸炎が、我が家にもついにやってきてしまったのです。

えっ!流行期は過ぎたんじゃなかったの!?

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我が家が感染性胃腸炎で全滅してしまったのは、外気温が低い冬ではなく、なんとピクニックが楽しくなってきた6月でした。1番初めに体調を崩したのは、当時幼稚園年長だった長女です。

年少の頃こそよく熱を出していた長女でしたが、その日は帰宅後、いつもは大好きなおやつが喉を通らない様子でした。筆者もお気楽ですので「疲れているのかな?」「眠たいのかな?」なんて思っていたら、真夜中に盛大な嘔吐…!

その頃は同じ布団で長女と次女と母である筆者が寝ていました。当然、色々飛んでしまいますよね。

それに、ただの疲れだと思っていた筆者は何の用意もせず眠りについていましたので、吐いた事に驚き、吐瀉物(としゃぶつ)がついた長女の服を素手で脱がしてしまいました。その後にすぐ石鹸で洗い、アルコール除菌、吐瀉物は薄めたハイターにつけて洗い流してから洗濯、などなど、果てしなく終わらない夜が始まりました。

その後嘔吐を3回ほど繰り返したので心配になり、#7119(救急安心センター)に電話をかけました。
・嘔吐を繰り返していると脱水症状になるので、辛そうであれば救急にすぐ連れて行くこと
・水分を取りたがっても、一度にたくさん飲ませてしまうとまた吐いてしまうので少量ずつ、時間を空けて与えること
を教えていただきました。

水分を欲しがっている子どもに「あと30分待ってね。これだけしかダメなんだよ。」と、わずかな水分しか与えられないのは母親として精神的に辛かった事をよく覚えています。

結局その夜中のうちに夫が長女を救急病院に連れていき、吐き気止めと整腸剤(下痢もしていたので)をもらって帰ってきました。嘔吐はだいたい一日で終わるとお医者様から聞いた通り、その晩を乗り越えると後は発熱と下痢が数日続きました。

翌日は次女が…!

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翌日の夕飯時、長女の体調不良のため、他の家族も(主人は何か別で適当にしていましたが)うどんが晩ご飯でした。それなのに、次女が食べない...。嫌な予感しかしないですよね。

しかし今更どうしようもないので、とりあえず布団に防水加工(防水シートを引いて、コンパクトに洗濯できるようにバスタオルを数枚、シーツの上に敷きました)を施し、枕元には小さな紙袋の中にビニール袋を入れたもの(自家製嘔吐袋)を用意して、いざ就寝。

筆者も少し手馴れてきたようで、次女が吐く前の小さなサイン(コポっという音がするんです)を聞き逃すことなく目が覚めて、次女の吐瀉物は嘔吐袋にキャッチできました。

しかし、当時まだ2歳後半だった次女。おとなしく嘔吐袋の中にずっと口元を当てているのは難しかったようで、頭を前後左右に振りながら、泣きながらの嘔吐でしたので、またまた寝室は大惨事...。それからは前日と同じ事の繰り返しで、またまた主人が救急病院へ連れて行って、次女用の薬をもらってきてくれました。

ここまでくると、なんだか覚悟ができてきますよね。さぁ、次はだれでしょう...!

母親が倒れると地獄です

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そうです、次なるターゲットは母親である筆者でした…!

次女が嘔吐した翌日の夜中、キリキリした胃の痛みで全く眠れなくて、トイレと布団を行ったり来たりしていましたが、そのうち布団には戻れなくなってしまい、トイレの前で一夜を過ごしました。汚い話ですが、上からも下からもで、本当に辛かったです。

さらに当時三女が11ヶ月だったので、まだ授乳をしていましたので夜間授乳も3時間おきにありました。三女の泣き声で目を覚ました夫が抱っこをしてくれますが、泣き止むまでには時間もかかって大変そうでした。筆者はそれどころではなく、一歩も動けない状態でした。
限界を感じた筆者は、電車で2時間の隣県に住んでいる筆者の母にSOSを出しました。翌日朝早くに到着してくれた母の顔を見て、思わず涙してしまいました。夫の仕事はすぐに休めないので、その日一日子どもたちとどう過ごそうか、この体調不良はいつまで続くのか、不安で仕方なかったのです。

母に子どもたちの世話を任せてかかりつけ医に行き、点滴を打ってもらって少し体力回復して自宅に戻りました。
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この記事のライター

UMEZAKURA UMEZAKURA

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