2021年3月24日 更新

食卓環境において“〇〇であるべき”はもう時代遅れ!?共働き夫婦の「食卓環境の変化」に関する調査を実施!

コロナ禍で進む食卓環境の変化を「良い変化」ととらえる人が多いことが判明!共働きの20代~40代の夫婦400名を対象に、「食卓環境の変化」に関する調査を実施しました。

株式会社クレハは、共働きの20代~40代の夫婦400名(男女200名ずつ)を対象に、「食卓環境の変化」に関する調査を実施しました。

平日より休日の方が、夫婦間で食事の準備の分担が進んでいる傾向に!約3割の夫が「休日は半分以上自分が食事の準備をしている」と回答

食事の準備において、夫婦間の分担の割合について質問したところ、平日は7割の妻が「自分が9割以上の食事の準備を担当している」と回答しました。一方、休日は平日と比較して分担が進んでおり、約3割の夫が「自分が半分以上の食事の準備をしている」と回答する結果になりました。

全体として、夫は妻が思っている以上に「自分が料理を担っている」という意識が高く、夫婦間で認識の差があることもわかりました。
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コロナ禍で料理をする機会が増えたと回答する夫婦が多い一方、妻の「料理疲れ」「“自炊”飽き」も顕在化?

新型コロナウイルス感染拡大前と後の食卓の変化について質問をしたところ、「料理をする機会が増えた(45.0%)」、「家族との食事の時間が増えた(38.5%)」という回答が多い結果となりました。

男女別に見ると、「献立で悩む時間が増えた」、「自分が作る料理を食べることに飽きた」、「料理が苦痛に感じるようになった」と回答する妻が、それぞれ35.0%、23.5%、14.5%と、夫には少なかった意見も多いことが判明。食事の準備を担うことの多い妻にとって、料理をする機会が増えたことにより、悩みも増加していることがわかりました。
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食卓環境で“〇〇であるべき”はもう時代遅れ!?食卓に並ぶ料理は必ずしも手料理でなくても良いという意見多数!

コロナ禍で料理をする機会が増えた夫婦が多い中、食卓には手料理が並ぶべきかという質問に対しては、「はい」と回答する夫婦が必ずしも多いわけではなく、「どちらともいえない」、「いいえ」にも回答が分かれる結果となりました。

「はい」と回答した人の中では、「家庭の味を伝えたいから(40代女性)」、「栄養バランスを考えられるから(30代女性)」という意見があり、「どちらともいえない」、「いいえ」と回答した人の中では、「手料理にこだわる時代ではないと思う(40代男性)」、「栄養を考えると出来れば手料理が良いけど、たまには休んでも良いと思うから。(20代女性)」、「できる時とできない時があるものだから(40代女性)」といった意見が多く見られ、食卓環境における意識に、多様化の動きがうかがえました。
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そもそも手料理って何?夫の方が手料理の基準に対して少しハードルが高いことが判明!?

便利な料理アイテムが普及する中、時短や簡略化などの工夫をしたメニューが手料理に当たるのか、について質問をしたところ、「手料理と言える」、「手料理に近い」の回答が最も少なかったのは、「出来合いの具材を乗せて作った丼ぶり(55.8%)」で、「惣菜をアレンジした料理(59.3%)」、「冷凍食品をアレンジした料理(59.6%)」と続く結果になりました。全体として使用する食材の加工度合いが上がると、調理をしても手料理とは言い難い傾向がうかがえます。

男女別に見ると、「出来合いのソースや麺つゆを使用した麺料理」、「ミールキットを使用した料理」、「冷凍食品をアレンジした料理」で差が見られました。料理スキルがそこまで必要ではないものの、アレンジに幅を効かせることのできるメニューで差が開いていることから、時短や簡略化の工夫を活用しつつも、追加のひと手間をかけるかどうかが認識の差の原因となっている可能性もうかがえます。

時短や簡略化などの工夫をしたメニューは、全体的に、妻の方が夫よりも「手料理といえる」、「手料理に近い」と答えたケースが多く、手料理の基準に対して夫婦間で認識の差があることもわかりました。
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