2018年9月28日 更新

知っておきたい感染症と病気「学校感染症第二種」の感染症まとめ

ママが知っておきたい!医師の許可が出るまで登園・登校停止の措置となる「学校感染症第二種」の感染症をまとめました。

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子どもが集団生活をおくる学校・幼稚園・保育所では、児童が学校感染症にかかっている、またはかかっている疑いがある、あるいはかかるおそれのある場合、学校保健安全法第12条(旧・学校保健法第18条)の規定に基づき、“登園・登校停止”の措置をとることがあります。

この措置は感染症によって、学校感染症第一種・二種・三種と分けられていて、それぞれの出席停止の期間などの内容が異なります。 今回は、医師の許可が出るまで登園・登校停止の措置となる「学校感染症第二種」の感染症をまとめました。

医師の許可が出るまで登園・登校停止!学校感染症第二種感染症

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インフルエンザ(出席停止期間:発症後5日間、かつ解熱後3日間)
主な症状は、38~40℃の高熱、悪寒、頭痛、せき、鼻水などの風邪症状、重度の倦怠感、全身痛です。潜伏期間が短く感染力も強く、一年を通じて発症の可能性があります。
百日ぜき(出席停止期間:特有の咳が消失するまで又は5日間の適正な抗菌性物質製剤による治療が終了するまで)
熱はあっても微熱程度で、くしゃみ、鼻水、せきなど、風邪のような症状が見られます。1~2週間過ぎるとせきが激しくなり、せき込んだ後に「ヒュー」と吹くような音を立てて息を吸い込み、顔が赤くなります。夜間に悪化することが多く、3~4週間でせきが少しずつ軽くなります。
はしか(出席停止期間:解熱後3日間)
鼻水、せき、目やに、発熱など、風邪と似た症状が出ます。一度熱が下がり、再び熱が出ると同時に、全身に小さい斑点のような発疹が現れ、頬の内側にも白い斑点ができます。非常に感染力が強く、幼い子どもが感染すると重症化するので注意が必要です。
おたふくかぜ(流行性耳下線炎)(出席停止期間:耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ、全身状態が良好になるまで)
耳の下が(耳下線)が腫れ、発症後1~3日でピークとなり、その後3~7日かけて消退します。 腫脹部位に疼痛があり、唾液分泌により疼痛が増強します。発熱は1~6日間続き、頭痛、倦怠感、食欲低下、筋肉痛、頚部痛を伴うことがあります。
風疹(三日ばしか)(出席停止期間:発疹が消失するまで)
37~38℃の発熱と同時に、全身に軽い痒みを伴うピンク色の発疹が現れます。首、耳の下、わきの下のリンパ腺が腫れ、のどの痛み、目の充血などを伴うこともあります。発疹、発熱は1~4日程で治まります。
水ぼうそう(水痘)(出席停止期間:すべての発疹がかさぶたになるまで)
全身に米粒大の赤く盛り上がった発疹が現れ、数が増えていきます。発疹がやがて痒みを持った水疱に変わり、3~4日後に黒いかさぶたになって治癒します。微熱程度の発熱がある場合と、ない場合があります。
プール熱(咽頭結膜炎)(出席停止期間:症状が消えてから2日経過するまで)
アデノウイルスによる風邪の一種です。高熱、のどの痛み、目の充血などが特徴です。腹痛や下痢、吐き気、頭痛を伴うこともあります。
結核(出席停止期間:医師が伝染の恐れがないと判断するまで)
長期にわたり、せきや微熱が続きます。顔色の悪さが目立ち、食欲がない、体重が減少するなどの症状が見られることがあります。せきや微熱が2週間以上続くなど、気になる症状があれば必ず受診をしてもらいましょう。
髄膜炎菌性・髄膜炎(出席停止期間:医師が伝染の恐れがないと判断するまで)
髄膜炎菌が血中に入り、髄膜に達することで起こる急性化膿性髄膜炎です。風邪と似ていますが、進行が早く、後遺症の可能性もある危険な病気です。発症後12時間以内は発熱、頭痛、吐き気など風邪のような症状ですが、発症後13〜20時間ごろには皮下出血や発疹が出たり、息が苦しくなったり、光を異常にまぶしく感じるなど、普段とは違った症状が起こりはじめます。そのまま放っておくと意識がなくなったり、けいれんを起こし、命に関わる状態になってしまうこともあります。

まとめ

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