溶連菌感染症とは、溶血性連鎖球菌(略称:溶連菌)を原因とする感染症です。溶連菌には様々な種類がありますが、「A群溶血性連鎖球菌」を原因とするものが多く、一般的に溶連菌感染症と呼ばれています。
昨年は、10月頃より溶連菌咽頭炎が増え始め、過去10年間で最大規模の流行が起こっていました※1。また、溶連菌感染症は冬に流行しやすいと言われているため、これからの時期に感染対策をしっかり行うことが大切です。
そこで、溶連菌感染症の実態について、症状や感染予防策の実施状況をアンケート調査しました。今回は調査結果とともに感染対策についてもご紹介します。
昨年は、10月頃より溶連菌咽頭炎が増え始め、過去10年間で最大規模の流行が起こっていました※1。また、溶連菌感染症は冬に流行しやすいと言われているため、これからの時期に感染対策をしっかり行うことが大切です。
そこで、溶連菌感染症の実態について、症状や感染予防策の実施状況をアンケート調査しました。今回は調査結果とともに感染対策についてもご紹介します。
子供だけでなくて大人も感染する?
溶連菌感染症は3~10歳の子供がかかりやすいとされています。しかし、大人も感染する可能性が
あり、また家庭内感染も考えられるため油断は大敵です。
また、溶連菌感染症に初めて感染した年代ごとに症状のつらさを調査した結果、子供の頃に感染していた方に比べて、子供の頃には感染せず大人になってから初めて感染した方では、「とてもつらかった」と回答した割合が多いことが分かりました。子供の頃に感染していない方は、より注意が必要です。流行時には大人も感染予防を心がけましょう。
あり、また家庭内感染も考えられるため油断は大敵です。
また、溶連菌感染症に初めて感染した年代ごとに症状のつらさを調査した結果、子供の頃に感染していた方に比べて、子供の頃には感染せず大人になってから初めて感染した方では、「とてもつらかった」と回答した割合が多いことが分かりました。子供の頃に感染していない方は、より注意が必要です。流行時には大人も感染予防を心がけましょう。
さらに、学校又は仕事に通っている方のうち、約4人に1人(24.0%)が、溶連菌感染症にかかった際に5日以上学校又は仕事を休んでいることが分かり、この結果からも溶連菌感染症の症状のつらさが伺えます。
どんな症状がでるの?
溶連菌感染症の主な症状や特徴的な症状として、のどの痛み・発熱・首リンパ節の腫れ・イチゴ舌などが挙げられます。実際にどのような症状がつらかったのか調査した結果、「のどの痛み・腫れ」と「発熱」が圧倒的に多く、一般的な風邪症状に含まれる「咳」や「鼻水・鼻づまり」と回答した方は少ないことが分かりました。のどの痛みや発熱はあるけれど、咳や鼻水・鼻づまりはないという方は、注意が必要です。
感染予防策は実施している?
それでは、どの程度の方が溶連菌の感染予防を実施しているのでしょうか。一般的に多くの方が感染対策を実施している「新型コロナウイルス」・「インフルエンザウイルス」と比較して、感染予防策の実施状況を調査しました。
その結果、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスでは、約半数の方が予防策を実施している一方で、溶連菌に対して予防策を実施している方は 16.2%と少なく、多くの方が意識して感染予防をしていないことが分かりました。
その結果、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスでは、約半数の方が予防策を実施している一方で、溶連菌に対して予防策を実施している方は 16.2%と少なく、多くの方が意識して感染予防をしていないことが分かりました。
どんな対策をすればよいの?
それではどのような感染対策を実施すればよいのでしょうか。一例をご紹介します。