福永令三/作 三木由紀子/絵
大みそかの夜、ユカが目をさますと、12本のクレヨンたちが会議をひらいていた。クレヨン王国の王さまが、王妃のわるいくせがなおらないうちはかえらない、といってゆくえをくらましたのだ。おどろいた王妃は、ユカといっしょに王さまをさがしもとめて、ふしぎな旅に出る。
via www.amazon.co.jp
私自身が小学生の頃から人気があった『クレヨン王国シリーズ』。美しい言葉でつづられるファンタジックなお話が印象に残る物語です。だいぶ前にアレンジされて「夢のクレヨン王国」というTVアニメにもなっていました。
たくさんの本が刊行されているのですが、『クレヨン王国の十二か月』はシリーズの最初のお話です。12の悪い癖があるシルバー王妃が、旅をする中で「他人のふりみて我がふり直せ」な経験を繰り返すうちに、悪い癖を直していくのですが、なかなか王様を連れ戻すことはできず、期限の大晦日は刻一刻とせまってきて…というお話。
この本は、絵本ではなく児童文学のカテゴリーに入る本です。一人で読むなら、小学校中・高学年くらいからがおすすめかと思います。字も小さくページも200ページ近くあって読み聞かせにも時間がかかるのですが、昨年、次男が幼稚園の年長だった12月に読み聞かせをしてみたら、とても喜ばれました。
王妃とユカは「1月の町」「2月の町」…というふうに12の月にちなんだ町を旅していくのですが、それぞれの町の描写が色彩豊かで、変化に富んでいます。そしてそれぞれの町で、向き合うことになるシルバー王妃の12の悪い癖の強烈なこと…。
この「12の悪い癖」は大人でもちょっと心当たりがあるようなものが多いのですが、次男には「お化粧3時間」がツボにはまったようです。
どの時期に読んでも面白いお話ですが、物語の始まりと終わりが大みそかなので、この時期に読むと、とても感情移入しやすいかなと思います。
たくさんの本が刊行されているのですが、『クレヨン王国の十二か月』はシリーズの最初のお話です。12の悪い癖があるシルバー王妃が、旅をする中で「他人のふりみて我がふり直せ」な経験を繰り返すうちに、悪い癖を直していくのですが、なかなか王様を連れ戻すことはできず、期限の大晦日は刻一刻とせまってきて…というお話。
この本は、絵本ではなく児童文学のカテゴリーに入る本です。一人で読むなら、小学校中・高学年くらいからがおすすめかと思います。字も小さくページも200ページ近くあって読み聞かせにも時間がかかるのですが、昨年、次男が幼稚園の年長だった12月に読み聞かせをしてみたら、とても喜ばれました。
王妃とユカは「1月の町」「2月の町」…というふうに12の月にちなんだ町を旅していくのですが、それぞれの町の描写が色彩豊かで、変化に富んでいます。そしてそれぞれの町で、向き合うことになるシルバー王妃の12の悪い癖の強烈なこと…。
この「12の悪い癖」は大人でもちょっと心当たりがあるようなものが多いのですが、次男には「お化粧3時間」がツボにはまったようです。
どの時期に読んでも面白いお話ですが、物語の始まりと終わりが大みそかなので、この時期に読むと、とても感情移入しやすいかなと思います。
まとめ
子ども達も学期末だったりで、なんだか慌ただしい12月。
親も子もゆったりとした時間を取るのが大変な時期ですが、寝る前の15分、これらの本を一緒に読んで、1年間の思い出を親子でお話してみませんか?
親も子もゆったりとした時間を取るのが大変な時期ですが、寝る前の15分、これらの本を一緒に読んで、1年間の思い出を親子でお話してみませんか?