幼稚園や保育園を選ぶ時に気になるのは園の教育方針ですよね。中でも、イタリア発祥の「モンテッソーリ教育」やドイツ発祥の「シュタイナー教育」などは聞いたことがある、と言う方もいらっしゃるでしょう。他にも、「フレーベル」「フレネ」「ニキーチン」「ゴダーイ」などという教育者たちが始めた独自の教育メソッドも、世界中で広まり、発展・応用されています。
日本では、このような世界の教育法を柔軟に取り入れた幼稚園も多く、ご家庭の教育にも参考になるので今日は割とメジャーな「モンテッソーリメソッド」から軽くご紹介します!(本気で紹介しようとすると論文がいくつも書けるほど難しい内容なのです)
モンテッソーリメソッド発案者は女性医師
教育者マリア・ モンテッソーリ は、「子どもの観察」から教育法を確立しましたが、実は、19世紀、イタリアで初の女性医師となった人物でした。
マリア・モンテッソーリの見習いたいエピソード
ある日、 モンテッソーリ は子どもたちに「鼻のかみ方」を教えました。「鼻をかむ時はね・・・」そう言って、わかりやすく、順序立てて実際にやって見せました。すると、子どもたちが一斉に大きな拍手を贈ったそうです。
子どもたちはいつも大人から、鼻のかみ方を教えてもらっていないのに、ただ、「鼻をかみなさい」と注意されるか、大人にかんでもらうかだったのでしょう。だから、自分1人で鼻をかむ方法を教えてもらった子どもたちは嬉しくなって、思わず大きな拍手をしたのでしょう。
この出来事がきっかけとなり、彼女は、日常生活の活動を子どもに丁寧に教えることが大切だと気付きました。
簡単に言うと「魚を与えるのではなく、釣り方を教える教育方針」ってことですね!
モンテッソーリメソッドの特徴
◼︎自由に個別活動
子どもは、集団で同じことをするのではなく、自由に個別活動を行います。自分で自分の活動を選び、自分のリズムで納得行くまで繰り返し活動します。
◼︎子どもの中の自発性を重んじる
どの子どもにもある知的好奇心が自発的に現われるよう、子どもに「自由な環境」を提供することを重要視します。
◼︎縦割りクラス
異年齢混合の縦割りクラスの中で、子ども達はお互いから学び合います。年下の子どもは年上の子どもの活動を見て学び、年上の子は年下の子に世話をすることや教えることで学びます。
子どもは、集団で同じことをするのではなく、自由に個別活動を行います。自分で自分の活動を選び、自分のリズムで納得行くまで繰り返し活動します。
◼︎子どもの中の自発性を重んじる
どの子どもにもある知的好奇心が自発的に現われるよう、子どもに「自由な環境」を提供することを重要視します。
◼︎縦割りクラス
異年齢混合の縦割りクラスの中で、子ども達はお互いから学び合います。年下の子どもは年上の子どもの活動を見て学び、年上の子は年下の子に世話をすることや教えることで学びます。
モンテッソーリメソッドの5分野
子ども達のそれぞれの敏感期を背景に、5つの分野のお仕事(活動のことを「お仕事」と呼びます)に分けられます。
◼︎日常生活の練習
洗濯やアイロンがけなど日常生活の様々な練習を通し、自分の生活を依存から自立へと成長させ、さらには精神的にも自立する心を育てます。
【用具の特徴】
・子どもサイズであること(子どもが扱いやすいもの)
・本物であること(例えば、水を注ぐピッチャーも落とせば割れてしまう陶器やガラス製のものであれば慎重に扱うことになれる)
・色や形が美しい(子どもが思わず手を出したくなるもの)
・清潔であること(簡単に洗えて清潔に保つことができ、子どもが汚れに気付くもの)
洗濯やアイロンがけなど日常生活の様々な練習を通し、自分の生活を依存から自立へと成長させ、さらには精神的にも自立する心を育てます。
【用具の特徴】
・子どもサイズであること(子どもが扱いやすいもの)
・本物であること(例えば、水を注ぐピッチャーも落とせば割れてしまう陶器やガラス製のものであれば慎重に扱うことになれる)
・色や形が美しい(子どもが思わず手を出したくなるもの)
・清潔であること(簡単に洗えて清潔に保つことができ、子どもが汚れに気付くもの)
◼︎感覚教育
モンテッソーリ は、子どもは3歳から6歳の間を、視覚、聴覚、触覚、臭覚、味覚の五感が著しく発達する特別な時期であるとしています。感覚の発達は知的活動の基礎となるので、 モンテッソーリ 教育の中でも特に重要視されています。
【用具の例】
・円柱さし・・・視覚・・大小、高低、太細などを識別
・触覚板・・・触覚・・粗さ滑らかさなど識別
・音感ベル・・・聴覚・・音の高低
モンテッソーリ は、子どもは3歳から6歳の間を、視覚、聴覚、触覚、臭覚、味覚の五感が著しく発達する特別な時期であるとしています。感覚の発達は知的活動の基礎となるので、 モンテッソーリ 教育の中でも特に重要視されています。
【用具の例】
・円柱さし・・・視覚・・大小、高低、太細などを識別
・触覚板・・・触覚・・粗さ滑らかさなど識別
・音感ベル・・・聴覚・・音の高低