子どもは胃が小さいので、一度に食べられる量は少なく、摂取できる栄養も限られてしまいます。そのため幼児期のおやつには、“お楽しみ”よりも足りない栄養を補う“補食”としての大切な役割があります。そこで今回は、ママが内容や量を適切に管理するための「理想のおやつルール」を【内容】【時間】【量】【水分補給】の4つに分けてご紹介します。
【内容】食事からとりきれない栄養を補うメニューに
午前のおやつは牛乳やジュースなどの水分を中心にして、午後のおやつはおなかにたまるものにします。食事でビタミン類が足りない場合は果物をおやつにするなど、特に午後は3回の食事で不足する栄養を補うものを選びましょう。
【時間】1才代は1日2回、2才以降は1日1回が理想
食事と同様、おやつも決まった時間に与えることが大切です。1才代は1日2回、10時ごろに飲み物などの軽いおやつ、15時ごろにおなかにたまるおやつを与えるのが理想です。2才以降になったら、午後の1日1回にしていきましょう。
【量】1日分の目安は摂取カロリーの10~15%
おやつとしてとりたいカロリーは、子どもに必要な1日の摂取カロリーの10~15%が理想です。1~2才代は100~150㎉、3~5才代は130~195㎉を目安に考えます。1日2回与えるときは、午前:午後=1:2のバランスでメニューを考えましょう。
【水分補給】おやつに添えるのは「水」か「麦茶」
子どもはたくさんの水分を必要とするので、おやつのときは飲み物を一緒に用意してあげましょう。ただし、ジュースなどは糖分が多く、カロリーも高いので「水」か「麦茶」に。牛乳や果汁100%のジュースであれば、1回の量は100mlにとどめましょう。