2019年8月22日 更新

周りが変われば子供も変わる!発達障害を理解するためにおすすめの本

最近、注目が集まる発達障害。発達障害とはなんなのか、具体的にどうすればよいのか、を知るためにおすすめの本をご紹介します。

「発達障害」という言葉を最近よく耳にしませんか?

モデルの栗原類さんが「ADD」であることを告白したり、支援が必要な発達障害と診断された子供がたくさんいるのに、十分な支援を受けられていないケースが多いため教員が増やされる、ということがニュースになっていたり…。

実際、お子さんが発達障害と診断されて悩まれているお母さんや、発達障害の症状がある生徒さんをどう指導してよいものかわからない、という先生も多いのではないかと思います。

発達障害の症状は人それぞれなので、「これ!」という解決法は難しいのですが、発達障害を理解したり改善するためにヒントになるのでは?と感じるおすすめの本をご紹介します。

発達障害をもつお子さんへの関わり方や、指導方法を知ることは、定型発達のお子さん達の教育にも参考になることが多いですよ。

『発達と障害を考える本』シリーズ

発達って、障害ってなんだろう? (発達と障害を考える本)

発達って、障害ってなんだろう? (発達と障害を考える本)

この本ではまず、発達とはどんなことかをみていきます。そのあとで、いろいろな発達と関係する障害についてかんがえます。
発達障害について理解したいと思う方に、まずおすすめしたいのが、ミネルヴァ書房が出している『発達と障害を考える本』シリーズです。

このシリーズのすごいところは

1.自閉症のおともだち
2.アスペルガー症候群[高機能自閉症]のおともだち
3.LD (学習障害) のおともだち
4.ADHD (注意欠陥多動性障害) のおともだち
5.ダウン症のおともだち
6.知的障害のおともだち
7.身体障害のおともだち
8.言語障害のおともだち
9.聴覚障害のおともだち
10.視覚障害のおともだち
11.てんかんのおともだち
12.発達って、障害ってなんだろう?

というように、症状別、テーマ別に本が出ているところです。

子どもたちが読んで理解できるように書かれている本なので、漫画が組み込まれていたり、具体的な対応方法が書かれていたり、とにかくわかりやすいのもおすすめポイントです。

「障害があってもなくても、幸せに暮らせる社会であってほしい。そのために具体的にどう行動すればよいのか」という視点もとても優しいと思います。

発達障害で悩んでいるお子さん本人のケアはもちろんですが、その子をとりまく子供たちのケアも大事なのではないでしょうか。

不公平感を生むことなく、困っていたら障害のあるなしに関わらず、助け合えるような関係を築いていけたら素敵だな、と思います。

図書館でも児童コーナーにおかれていたりしますよ。
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漫画の解説がわかりやすいですし…。
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ポイントも簡潔にまとめられています。

発達障害のある子が楽しめる あんしんあそび

佐々木正美/監修 木村常雄/著

佐々木正美/監修 木村常雄/著

療育現場のプロが教える、発達障害のある1~6歳児の興味・関心にあわせた「あそび」と「かかわり方」のコツ。

身近な材料で、安全に、お家でもできる、あそびのアイデアがいっぱい!一人ひとりにお気に入りのあそびが見つかります。

発達障害についての知識が少ない保護者や保育者にも理解してもらえるように、イラスト付きで丁寧に解説。

子どもとあそぶ時間が、もっと豊かで楽しくなる本。
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音遊びや…
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持ち歩きカード遊びなど、「見る」「聴く」「触る」「手先を使う」「全身を使う」「ことばを使う」「見立てる」の7つのカテゴリーごとに分けられた合計30種類の遊びが載っています。
「療育」という言葉があります。

療育の「療」は「治療」、「育」には「保育」、「教育」などの意味が含まれている言葉です。

療育は発達障害を抱える子どもたちに、コミュニケーション能力などを育むために提供されるトレーニングですが、遊び、料理、読み聞かせなど様々なプログラムがあります。

地方自治体の療育センターや発達支援センターで受けることができますが、希望者も多く、なかなか受けたくても受けられないという話を聞きます。

この本は、おうちでできる「おうち療育」のヒントになりそうな本だと思います。

遊びを通して身につく力についての解説や、楽しく遊ぶためのポイントも丁寧に解説されているので、発達障害の有無にかかわらず、小さいお子さんがいる方の、おうち遊びの参考にもなりますよ。
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この記事のライター

むっく むっく

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