いざという時に慌てないためにもママやパパに知っておいてもらいたい、子どもがかかりやすい耳・鼻・口の病気があります。原因と症状、治療法、ホームケアの方法などについてご紹介します。今回は【難聴】についてです。
原因と症状
難聴とは音を聞く力が弱いこと。外耳や中耳の機能障害により音が伝わらない「伝音性難聴」、音を脳に伝える機能が働かない「感音性難聴」、両方ある「混合性難聴」の3種類があります。
伝音性難聴の原因の多くは滲出性中耳炎です。感音性難聴の原因は1/3が遺伝によるもの。1/3は母親が妊娠中にかかった感染症や早産、出生後の頭部外傷、乳幼児期にかかった感染症など。残る1/3は原因不明です。
伝音性難聴の原因の多くは滲出性中耳炎です。感音性難聴の原因は1/3が遺伝によるもの。1/3は母親が妊娠中にかかった感染症や早産、出生後の頭部外傷、乳幼児期にかかった感染症など。残る1/3は原因不明です。
治療
中耳炎が原因の伝音性難聴は中耳炎を治療すれば聴力が戻ることも。感音性難聴は聴力を戻すための治療がなく、補聴器や人工内耳で聴力をサポートしながら、専門の施設で機能訓練や言語訓練を受けます。
ホームケア
新生児難聴スクリーニング検査が普及して、生後すぐに難聴が見つかることが多くなっています。乳幼児健診で受診をすすめられることもあります。難聴はできるだけ早く発見し、治療を開始することが大切です。
まとめ
病気のサインや経過を知ったうえで、普段から子どもの様子をよく観察し、なるべく早めに病気を発見できるようにしましょう。
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