2023年10月29日 更新

【海外子育て】専業主婦でも保育園に預ける?日本と違うフランスの子育て事情!

フランスには子育て中でも自分時間を十分楽しんでいるママがたくさんいます。フランスでは3歳になる年の9月から義務教育が始まりますが、それまでの間、ママと子どもはどんな生活を送っているのでしょうか?

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日本では、ママがフルタイムで働いている場合は「保育園」。ママが専業主婦、あるいはパートタイマーの場合は、幼稚園に通い始める3歳頃まで「自宅保育」というのが一般的ですよね。

もちろん、地域差や家庭によって様々ですが、今回はフランスで3歳未満の子どもがいる家庭の一般的なライフスタイルについて、少しお話ししたいと思います。

赤ちゃんの時から自立心と社会性を育むフランス人

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フランスはよく『大人優先社会』と言われますが、子育てにおいても、親(特にママ)が自己犠牲をしてまで子育て優先の生活に囚われることはほとんどありません。
日本に根強く残る『子育ては母親の仕事』という暗黙のルールもありませんし、それをママ自身がプレッシャーに感じてしまう風潮もありません。
もちろん子どもへの愛情は日本もフランスも変わりませんが、フランスには子どもの自立心や社会性を生まれた時から身につけさせようと思う親が多いので、子どもを預けたり、子どもと離れることに罪悪感を抱くようなことはありません。本当にみんなどんどん子どもを預けます!笑

子育てはママだけの仕事じゃない!

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朝の保育園への送迎は大体パパの仕事で、スーツ姿で抱っこ紐をしていたり、ベビーカーを押す男性をよく見かけます。(女性は準備に時間がかかるのでパパが送迎してくれた方が効率的ですよね!)

土日の公園にいるのもパパと子どもばかりで、子連れで来てる女性は私だけという状況もよくあります。その時間、他のママ達は家事をしているのか、一人時間を楽しんでいるのかは知りませんが、子どもと離れる時間が持てるのは羨ましいとよく思っていました。

では、平日はママが公園に子どもと来ているのか?というと、そうでもありません。よく見かけるのはベビーシッターさんやおじいちゃんおばあちゃんと来ている子どもです。保育園がお休みの土日や長期休暇は「祖父母の家に子どもだけでお泊まり」というのもよく聞きます。フランス人は通常時からママ、パパ、両家の祖父母総動員で子どもを育てているんです。

フランスに来たばかりの頃は、日本人の私には少しびっくりする文化でもありました。しかし、小さいうちからママ以外の大人達も育児に加わり、その子の成長を見守る風習はとても良いなと子どもを持った今は特にそう感じます。

フランスの女性は仕事を持っている人が多いので、ママと赤ちゃんが丸一日ずっと一緒に生活するというのはせいぜい産後1年くらいです。とはいえ、フランスにも専業主婦のママはいますし、petit boulot(プチ・ブロ)と呼ばれる短時間の仕事(アルバイト)をしている人もいます。保育園に預ける必要がほとんど無いような人でも、フランスでは子どもの社会性のために預ける施設が存在します。

専業主婦の救世主!フランスの「ギャルドリー」とは?

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フランスには保育園とは少し違う「ギャルドリー(託児所)」というものがあります。

基本的に、保育園(クレッシュ)は市役所などで登録した後、子どもの人数や親の収入等を考慮した上で入れるか決まるので、地域によっては共働きでもなかなか入れない激戦区もあります。そのような地域では、妊娠が発覚した時から申込する人も少なく無いそうです。専業主婦のいる家庭はまず保育園には入れません。

しかし、ギャルドリーと呼ばれる託児所は、 離乳食が終わった1歳半頃から、最大で週3日ほど預けることができます。もちろん週1日だけとか、午前中のみなど、家庭の事情にあわせてスケジュールを組んでもらうことも可能です。
何より、ギャルドリーの一番のポイントは、ママが専業主婦でも問題なく預かってもらえるという点です。週3日ママがフリーになる時間があれば、子連れでは難しい買い物や役所の手続き関係、友人とのランチなどに時間をあてられます。
我が家も息子達が3歳になるまでこのギャルドリーを利用していましたが、フランスに親戚もいない私たちにとって、ギャルドリーはまさに救世主でした。
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この記事のライター

Momi Momi

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