2019年10月4日 更新

子連れの長距離ドライブ!私はこうやって乗り切った!

小さい子供を連れての長距離ドライブは、何が起こるか分からず『未知のドライブ』でもあります。今回の記事では、そんな未知のドライブを、いかに快適&安全に乗り切るか!その方法を、筆者の経験談と共にご紹介します。

車 VS 飛行機

筆者の私と家族、今回主人の転勤に伴い、アメリカのバージニア州からテキサス州への長距離ドライブを敢行。その距離、なんと『*2,565km!』休憩なし・渋滞なしでひたすら運転した場合、約24時間のドライブという、気の遠くなるようなドライブを選んだのには理由がありました。

*参考までに、日本の本土最南端・鹿児島県佐多岬から本土最北端の北海道宗谷岬までの距離(自動車ルート)が『約2,700km』とされています。

この移動、飛行機で行くという手段はもちろんありましたが、2歳9ヶ月の自閉症の娘が飛行機未経験で、乗り換えを含む約6時間~8時間(利用する航空会社や時間帯で時間にかなり差あり)を乗り切る自信がなかったのが、空路ではなく陸路を選ぶことにした最大の理由でした。

車移動のメリット

車移動のメリットは、大きく3つ!

①移動費の節約
我が家の場合、『大人2人・幼児1人・犬1匹』が飛行機移動すると、日本円でざっと11万程。それに対して、車移動の場合はガソリン代で約3万。この差額は、言うまでもなく大きいですよね。

②時間に融通が利く
小さい子供がいると、どれだけ時間に余裕を持って動いても、何かとバタバタ。

 出発直前に娘がウンチをしオムツ交換…
 家族の世話と準備に追われ、自分の準備が進まず…など。

この状況で飛行機移動となると、時間に遅れることは絶対に死守しないといけないため、まさにてんやわんや!その点、車移動だと準備ができた段階で出発すればOK!逆に、早く準備ができたら、早目に出発しちゃうこともでき、時間に追われるストレスがありません。

③『移動の足』を確保
日本だと基本どこに行っても、公共の交通機関が整っているので、移動先で足の確保をする心配や必要性はあまりないかもしれませんが、アメリカはよほどの大都市でない限り、とにかく車がないことにはどこにも行けません。現地に着いて、必要な時に直ぐに車で身動き取れるのは、私たちにとっては大きなポイントになりました。

子連れ車移動のコツ☆

娘が生まれる前、夫婦2人+愛犬と主人の実家までの片道約6時間のドライブを年に数回していたので、今回の移動も1日6時間×4日間を目安に目的地のテキサスまで行く計画を立てました。しかし、娘の状況を考えると6時間は厳しいかも…ということに至り、1日4~5時間×5~6日間ペースに計画を練り直しました。

移動1日目は、娘がお昼寝を済ませた後の午後1時に遅めの出発。途中、トイレ休憩を数回挟み、約5時間半掛けて夜7時前に初日の目的地へ。全くの手探り状態だった初日のドライブで、私たちが学んだことが以下の通りです。

◎我が家の場合、移動は4時間が限界。
ドライブが4時間近くになってくると、娘はカーシートに座り続けることに飽きてきてしまい、イライラ&グズグズがスタート。

◎食事は、どこかに停車して食べた方が結果ラク。
車内でも食べやすいよう、娘には手掴みで食べられる物を用意したものの、やはりこぼしたり汚したりで、後の掃除が大変でした。

◎ホテルに着いてから就寝までの間、少しでも寛げる時間を確保できるように移動をスタートさせる。
初日は出発が遅かったため、ホテルに着いて荷物を部屋に入れ、娘の夜のルーティーン(歯磨き・オムツ替え・着替え)を終わらせた時点で、翌日に備えて大人も寝る時間に。やはりリフレッシュする時間が必要だと、再確認させられました。

余談になりますが、娘は夕日が顔に当たるのを酷く嫌がり大泣き。翌日、早速サイドガラス用のサンシェードを買いにお店に走りました。

~実践編~

ドライブ2日目からは、初日のドライブの経験を活かし、より快適にそしてスムースにドライブをこなせるように心掛けました。

【食事編】
日本の様な、パーキングエリアやサービスエリアがほぼ存在しないアメリカの高速道路では、ドライブ中の食事の確保が非常に困難。仮にお店があっても、基本はファーストフードばかり。そのため、ホテルが朝食&夕食付きだったのを利用し、せこい話にはなってしまいますが、お昼ごはんとして食べられる物もついでに確保することにしました。

例:パン類・ワッフル・マフィン
  スクランブルエッグ・ハム・チーズ
  バナナ・ヨーグルト
  パスタ・ローストチキン・チキンテンダー…など。

こうやって移動中のお昼ごはんを確保したお陰で、娘だけでなく私たち大人も、ファーストフード三昧になることを避けることができ、節約にも繋がりました。

とは言ったものの、移動中気掛かりなったのが、やはり娘になかなかバランスの良い食事をさせてあげられないことでした。そのため、少しでも栄養のある物を…と思い、ベビーフードの野菜とフルーツがミックスされた物を、食事の足しにあげていました。
Happy Family オーガニック フルーツ&ベジ...

Happy Family オーガニック フルーツ&ベジタブルパウチ

娘が飲んでいた、フルーツ&ベジタブルパウチシリーズです。ジュース感覚で飲ませたり、ヨーグルトに混ぜたりしても食べさせました。
蓋を閉められるパウチタイプは、持ち運びもしやすく、一度で飲みきれなくても保管もしやすく(こぼれる心配なし)とても助かりました。
また、食事の際はパーキングエリア、パーキングエリアがない場合は高速を降りて、近場のスーパーやガソリンスタンドなどの駐車場に車を停めて食事をするようにしました。こうすることによって、娘に落ち着いて食事をさせてあげられる上、大人の私たちも運転の合間の気分転換をすることができました。
娘の食事の様子

娘の食事の様子

この日のお昼ご飯は、高速を降りて直ぐにあったスーパーの駐車場であげることに。
ついでに、犬の散歩・おトイレ・おやつなどを購入し、約1時間弱お昼休憩を取った後に、また道路へと戻りました。
【ドライブ・娘編】
娘にイライラ&グズグズされるのは、大人の私たちにとってもストレスになるため、1日の走行時間は、娘が我慢できる範囲の4時間内に抑えるよう徹底!

車酔いをしたことがない娘ですが、ドライブ中にタブレットを与えるのは、車酔いを誘発する可能性があるため、一切与えませんでした。その分、ドライブ中は沢山娘に話し掛け、外の景色を楽しんでもらうようも心掛けました。この他、車酔い対策として、与える食事の量を通常より少し少なめにし、『お腹いっぱい』の状態は避けました。

長距離ドライブを経験した周りの人の話を聞くと、運転距離を稼げるのと静かに運転できるメリットから、『ドライブ中は、子供が自分で起きるまでひたすらお昼寝させた!』という人ばかり。しかし、これだと寝たいだけお昼寝した分、夜遅くまで寝てくれなかった…という話も聞いていたので、我が家では、娘の生活のリズムを崩さないように、お昼寝は通常通り1時間で起こすようにしました。
【ドライブ・大人編】
我が家の1日のドライブは、そこまで長時間ではなかったものの、元々私たち夫婦は運転があまり好きではない上、高速の制限速度が日本とは違い平均約105キロ~120キロ(実際には130キロ程の速さで走ることも!)。この速さで運転し続けるのは、たとえ4時間でもやはりかなり疲れます。

そのため、お互いの体調をちゃんと確認し合い、タイミングを見て運転を交代したり、どちらかが長めに運転したり、またはその日の全てのドライブをこなす…など、上手く運転の負担を分散しました。

また、しっかり睡眠を取れ、朝の出発時は元気であっても、運転疲れ・移動疲れからやはり睡魔に襲われることも多々ありました。そんな時助けられたのが『栄養ドリンク』。1週間のドライブで、飲まずに済む日もありましたが、必ず常備するようにしていました。
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この記事のライター

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