2019年8月30日 更新

産後のママは不調がいっぱい!『デリケートゾーン』の悩み

お産は女性にとっての一大イベント。妊娠・出産により、肉体的にも精神的にも大きな負担がかかっています。産後のママの体に起こりやすい、『デリケートゾーン』の悩みについてまとめました。

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産後のママは、赤ちゃんのことで頭がいっぱいで、自分の体のことは後回しにしてしまいがち。
けれど、産後は女性の体の大きな節目ともいえる大切な時期です。
疲れが取れない、気分が落ち込んでしまうなど、産後の体と心の変化に不安や戸惑いを感じているのに、体調を無視して頑張りすぎると後々まで体調を引きずることも…。
お産は女性にとっての一大イベント。妊娠・出産により、肉体的にも精神的にも大きな負担がかかっています。
産後のママの体に起こりやすい、『デリケートゾーン』の悩みについてまとめました。

『デリケートゾーン』の悩み

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デリケートゾーンのかゆみは、人に言いにくいトラブルの1つですよね。
かゆみが気になってかいてしまうと、炎症が悪化して痛みを伴うことがあります。さらに、いつもかいていると皮膚や粘膜が厚く硬くなってしまうこともあるので、注意が必要です。

かゆみの原因と対処法

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かゆみの原因は、「かぶれによるかゆみ」です。
もともと外陰部は分泌物によって湿った状態にあり、常に月経血やおりもの、汗、尿などの刺激にさらされています。
そのうえ、下着や生理用ナプキンなどの刺激を頻繁に受けて、皮膚や粘膜が傷つきがち。ムレてかぶれたり、雑菌が繁殖したりして、炎症を起こしやすいのです。
ナプキンはまめに交換を

生理用ナプキンは年々改良されて吸収性や通気性がよくなっていますが、長時間つけたままにしていれば、すれたり、ムレてかぶれたり、雑菌も繁殖しやすくなります。
また、おりものシートによるかぶれにも注意が必要です。ナプキンやおりものシートは、できるだけ頻繁に交換しましょう。

通気性のよい下着類を

きつい下着やジーンズをはくと、歩くたびに局部がこすれて傷がつき、そこから雑菌が入って炎症が起こりやすくなることも。
また、通気性も悪いために、ムレの原因にもなります。

洗いすぎに注意を!

かゆみがあるといつもより念入りに外陰部を洗いがちですが、石鹸を使うとかえって患部を刺激して逆効果です!また、外陰部は皮膚と粘膜が隣り合うデリケートな部分なので、ゴシゴシ洗いは禁物です。
外陰部を洗うときは、石鹸は使わずにぬるま湯でそっと優しく洗い流すようにしましょう。

病原体が原因の場合も

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かゆみの原因の1つに、病原体が原因の場合があります。
通気性のよい下着をつけて、清潔にしていても不快な症状が長引くときや、おりものの色やにおいに異常があるときは要注意です。
病原体などが原因で起こる膣炎外陰炎、STD(性感染症)などが考えられます。
膣にはもともと自浄作用があり、バイ菌や微生物がそう簡単には入り込めないようになっていますが、何らかの原因で膣の自浄作用が弱くなってしまうと、病原菌に感染しやすくなることも。
病気が原因で起こる場合は自然に治ることはないので、かゆみの原因が単なるかぶれではないようなら、早めに婦人科を受診してしっかりと治療しましょう。
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