「助産院」という言葉を耳にしたことはありますか?筆者は、妊娠するまで「出産といえば病院で行うものだ」と思っていました。しかし、妊娠が発覚してから産院探しをしていると、自宅から一番近いのが「助産院」であるということが判明。助産院での出産を決めました。今回は、筆者が助産院での出産を体験して感じたメリット&デメリットをご紹介します。
助産院ってどんなところ?
助産院とは、医師ではなく助産師が開業している施設です。経験豊富な助産師が、妊婦検診や分娩、妊婦指導を通じて自然なお産を目指します。母乳育児や産後ケアに力を入れている施設も多いです。助産院には医師が駐在していないため、会陰切開や帝王切開などの医療行為はできません。しかし、万が一の場合には、連携医療機関に速やかに搬送してもらえるので安心です。
助産院の3つのメリット
筆者が感じた、助産院で出産をする3つのメリットをご紹介します。
メリット①アットホームな雰囲気
メリット①アットホームな雰囲気
筆者が通った助産院は、住宅街にあるごく普通の一軒家。まるで慣れ親しんだ親戚の家のような雰囲気です。親戚の家に遊びにきているような感覚で妊婦検診を受けられたので、病院の雰囲気が苦手な筆者にはぴったりでした。
メリット②きめ細やかなアドバイス
助産院では妊娠中の食事や睡眠、生活スタイルについて、とても丁寧に説明を受けました。夜遅くまで仕事をしたり、不規則な食事をしていた筆者にとっては、正直耳の痛い話も…。しかし、健康な状態を保つことは、医療の介入のない自然な出産には必須です。そのため、妊娠期間はこれまでの生活を見直す良い機会となりました。
メリット③フリースタイルでの出産
助産院では分娩台での出産ではなく、自由なスタイルで出産が可能です。横向きの姿勢や膝立ちの姿勢など、自分が過ごしやすい格好で出産に望めます。筆者は、ふかふかのお布団が敷かれた和室で、横向きのまま出産しました。
陣痛の痛みはもちろんありましたが、リラックスして出産に望むことができ満足しています。妊婦検診の時から顔なじみの助産師さんも、陣痛中からずっと寄り添ってくれていたので、とても心強かったです。