2020年6月14日 更新

キッズコーチング講師が解説!赤ちゃんの頃からこだわりが強い「ネガティブタイプ」の子どもの特徴って?

生まれ持った個性(気質)の中には5つのタイプがあり、それぞれの行動特性によって分類されています。今回はその中の1つ「ネガティブタイプ」についてお伝えします。

何をしても気に入らない…赤ちゃんも不安に感じるからこそ泣く

大人にもこだわりが強い人がいるように、子どもでもこだわりが強い子がいます。そんな、赤ちゃんの頃から“こだわり”が強い特徴を持つ子を「ネガティブタイプ」と呼びます。

気に入らないことがあると、しかめっ面でのけ反って泣き叫びます。上手におっぱいが飲めずに怒る、抱っこしていないと寝ないなど、不安からのこだわりでお母さんを困らせてしまうこともしばしば…。

少し成長して「イヤ」と言って気に入らないっことを拒否し、一度言い出すとかたくなに説得に乗らないので、お母さんも大変な毎日です。イヤイヤが強い我が子に不安を感じる方もいますが、こだわることからくるイヤイヤが実は大きくなると素敵な才能となるのです。

不安な気持ちは素直に表現する

保育園に通うNちゃんは、毎晩「保育園に行きたくない」「遊びに入れてもらえないかもしれない」とママに泣きながら訴えます。楽しい気持ちを表情や言葉に表すのは苦手ですが、不安な気持ちやイライラはストレートに表現します。

いつも機嫌が悪く捉えられてしまうこともあり、お母さんは心配が尽きません。心の中では「なんて素直じゃないの?」と母さんは思うこともありながら、根気強く不安な気持ちを聞き続けたそうです。お母さんも実際は不安に感じることもあったでしょう。

しかし不平や不満の多い子にもぴったりの対処法があるのです。

子どもの不安を取り除くには、スキンシップと感情表現の仕方に着目しよう

ネガティブタイプの子は、こだわりの強さからイヤイヤ期は他のタイプの子に比べて激しさが増します。

実は「イヤ」とハッキリ拒絶した事とは別のところに原因がある場合があります。本人も何が原因か分かっていない場合もあり、理解することが難しく困る時も。表面に現れるイヤの原因を取り除いても、なかなか解消しないのは…本当の原因が別のところにあるからなのです。

不安でイライラしていると感じた時は背中などをポンポンと優しくたたくなどのタッチングを意識し、不安な気持ちを受け止めてあげましょう。

感情の言葉で表し方を教えてあげるのも効果的です。「悲しい」「悔しい」「辛い」など自分の不快な感情を表現するだけではなく、「嬉しい」「楽しい」なども使えるように言葉をかけてあげましょう。

育てにくいと感じたことが、自慢できる長所となる!

赤ちゃんの頃から手がかかり、反抗期と呼ばれる年頃には輪をかけて反抗が激しいこのタイプ。こだわりの強さは、お母さんを何度も悩ませてしまうかもしれません。

しかし、こだわりは成長とともに誇れる立派な才能になります。これと決めた物にはとことん取り組むみ、的能力が高く運動神経も良いためコツコツ努力して力を伸ばします。係活動などでは任された仕事は、責任を持って取り組みむので周囲の信頼を得ること間違いなしです。

大人になっても責任ある仕事を最後までやり遂げ、信頼を勝ち取ることができるでしょう。


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