2020年3月12日 更新

キッズコーチング講師が解説!人見知りが激しい…けれど観察力があって気持ちを察することができて優しい「デリケートタイプ」の子どもの特徴って?

生まれ持った個性(気質)の中には5つのタイプがあり、それぞれの行動特性によって分類されています。今回はその中の1つ「デリケートタイプ」についてお伝えします。

デリケートタイプの1番の特徴は「人見知り」。クラス替えが毎年の試練…!

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「やっと寝かしつけた〜!」と思ったところにお父さんが帰宅。扉の音や足音で赤ちゃんが起きてしまった…。思わずお父さんを怖い顔で睨みつけた、なんてことありませんか?

このように、生まれ持って繊細で敏感なタイプの子を「デリケートタイプ」といいます。

このデリケートタイプは、音や光に敏感で大きな音は当然のように驚き泣くだけではなく、小さな物音にも敏感に反応するため、お父さんがどんなに忍者のようなスキルで帰宅しても、小さな物音に反応して起きてしまうこともあります。

そして、デリケートタイプの1番の特徴は「人見知り」です。赤ちゃんの頃から初めての人や場所を嫌がり泣くことが多いでしょう。

幼稚園や保育園などでは、クラス替えにより先生が変わったり教室の場所が変わったり…環境や人の変化によって行きたがらない子が多いのが特徴です。

しかし、慣れないわけではありません。時間はかかりますが、慣れるまでは無理せずにお母さんが気持ちに寄り添う必要があります。

お母さんから離れられない。せっかく遊びに行ったのに…と焦るのは禁物!

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2歳頃になってくると、公園デビューや子育てサークルなどに子どもと一緒に遊びに行くお母さんが多くいらしゃいます。子ども同士の関わりや、同じ年頃の子を持つママ同士、仲良くなることもあるかと思います。

しかし、そんなときに我が子だけお友達と関わらず、せっかく友達になったママ友にもなかなか慣れずに悩んだ経験はありませんか?早く慣れてもらおうと、嫌がる子を少し強引に遊びに参加させた子どもを思っての行動したお母さんもいるはずです。

しかし、強引に遊びに参加させようとすると、次はより一層嫌がってしまう…。「私がもっと連れ出さなかったのがいけないのかな…」と悩むお母さんも多くいらっしゃいます。

“安心”がキーワード!子どものペースを大切にしよう

子供の看護師と幼稚園

子供の看護師と幼稚園

人見知りなことも、その子の生まれ持つ個性です。お母さんの育て方に問題があるわけではありません。

人見知りも敏感だからこそ。新しい人や環境に慣れるまでに時間がかかります。人見知りは、時間がかかるだけで、決して慣れないわけではありません。

キーワードは“安心”です。

初めてのところでは、観察時間が必要です。安心できる人、安心できる環境だと判断できれば少しずつお母さんから離れて遊ぶことができます。

園生活などでも同様のことが言えます。入園当初は行くのを嫌がり、毎日連れて行くのがお母さんは憂鬱に感じます。しかし、安心できる先生や友達を見つけることで楽しい園生活に変化します。

強引に活動に参加させたり、お母さんから引き離すのではなく。子どもが自分から離れていくまでは、子どもの心に寄り添いそのこのペースを大切にしてあげましょう。

子どももの気持ちを大切にしてあげることで、頑張ろうとする力も引き出すことができるのです。

優しい心の持ち主、感受性の豊かさは芸術性の高さ!

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観察力があり、人の感情を敏感に察する力が高いので、デリケートタイプはとても優しいのも特徴です。相手の気持ちを想像し、思いやりのある言葉をかけることができます。

険悪な雰囲気も苦手で揉めることも避けようとするのでお母さんの中には「もっとみんなの中で自己主張をしてほしい!」とお母さんの方が歯痒い思いをする時もあるでしょう。

しかし、子どもが雰囲気を壊したくなくてとる行動(おもちゃや順番を譲るなど)は子ども自身が選択して行ってること。「なんでイヤって言わないの!」とお母さんの理想を押し付けるのではなく子どものとった行動に対してどのような気持ちで行ったのか聞き、認めてあげてください。

このタイプの子は、自分が身を引くことで雰囲気がよくケンカなどが起きないことを願っているのです。とても気をくばれる優しい心の持ち主なのです。

その子の気持ち、その子のペースを大切にすることでお母さんが心配しなくてもコツコツと頑張り続けられる力を秘めています。

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ヒマワリちかちゃん ヒマワリちかちゃん

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