又吉直樹「東京百景」(角川文庫)
お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹さんが綴った100篇のエッセイをまとめたものです。18歳で芸人になると決めて上京してからの半生が、繊細さと情熱を込めて書かれています。美しく華やか、残酷で孤独な東京での出来事にたちまち引きこまれ、東京を知っている人も知らない人も、自分も過去に同じような経験をしていることを思い起こさせるような内容となっています。じっくり読みたい一冊です。
まとめ
いかがでしたか?忙しいママでも少しずつ読み進められるのが、エッセイの魅力の一つ。それに加えて、書き手の考えや思考に触れて新たな発見があったり、同じように泣いたり笑ったりと感情移入しやすく、本が苦手な人も読みやすいと思います。秋の夜長にぜひ1冊手に取り、味わってみてくださいね。
愛しの暮らし|星好きあこ
ささやかな日々の暮らしの中で感じる「愛しい」ものを書き綴っています。