2025年11月18日 更新

夏にお勧め!子供と一緒に読む怖~い絵本

暑くて寝苦しい夜、子供と一緒に背筋ゾクゾクしてみませんか!? 怖いけど・・・でも読みたい!面白い!そんな絵本を紹介します。

こっちをみてる。|となりそうしち作・伊藤潤二絵

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うちの子も時々、「あそこに顔がある」なんて言うことがあってドキッとするんですが、この絵本を読んで納得。雲や木の模様、机の傷…どこを見ても“顔”がこっちを見てくる。そんな不思議な感覚に悩む男の子のお話です。

実際にある「シミュラクラ現象」という心理現象も絡んでいて、大人の私までゾクゾク。
これは幻想?それとも本当に“何か”がいるの…?

子どもの想像力ってすごいな、と改めて感じさせられる一冊。読み終わったあと、つい部屋の中を見回してしまうこと間違いなしです。

おぞましい二人|エドワード・ゴーリー著

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こちらの絵本は、お子さんと一緒に読むには少しおすすめしづらい内容です。テーマとは少し外れますが、興味深い一冊だったため、今回ご紹介することにしました。

「ギャシュリークラムのちびっ子たち」や「不幸な子供」など、不可解で不気味な絵本を多く残したエドワード・ゴーリー。彼が残した絵本の中でも、特に陰惨で恐ろしい一冊がこちらです。

イギリスで実際に起きた幼児連続誘拐殺人事件を題材に、感情の見えない人物と無機質な背景で、淡々と描かれる凄惨な物語。

お子さんには読ませられないほど静謐な恐ろしさ……興味があればどうぞ。

有名作家が「子供が本気で怖がる絵本」に挑戦!

ちょうつがい きいきい|加門七海作・軽部武宏絵

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家の扉がきいきいと音をたてている。
よく見たら・・・なんとそこにおばけが挟まっていて、痛がってきいきいと鳴いていた。
いえのあちこちから きいきいと聞こえる声。

家の中の身近な場所に恐怖は潜んでいるんだと実感できる絵本です。絵も、怖さをより引き立ててくれます。

たべてあげる|ふくべ あきひろ著

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ピーマンが苦手なりょうたくんの前に現れたのは、「嫌いなものを代わりに食べてくれる」ちいさな自分。でも、食べれば食べるほど、その姿はどんどん変わっていき……。

こちらは、インターネットでも話題の衝撃作です。
強烈なラストと不気味な教訓が印象的で、これを読んだあと、「もう好き嫌いしない!」と言うお子さんも多いのだそう。

ただし、バッドエンドのため、小さなお子さんには「食事=怖い」という印象を与えてしまう可能性もあるので注意が必要です。個人的には、読み聞かせるなら年長さんくらいからがおすすめかなと思います。
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この記事のライター

三好廣香 三好廣香

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