2019年8月23日 更新

大人は号泣注意!ほのぼのしているのに泣ける宮西達也さんの絵本の世界

アニメ映画化もされた『おまえうまそうだな』や『おとうさんはウルトラマン』シリーズを描かれた絵本作家・ 宮西達也さん。宮西さんの絵本は、ほのぼのしているのに、思わず涙がこぼれるほど胸打つ作品が多いんです。

子どもに「はやくしなさい!」「もう、いいかげんにしなさい!」「なにやってるの!」…一日中、感情的に怒ってばかりで、夜、子どもの寝顔を見ながら「あんなに怒っちゃってごめんね。」と後悔した経験はありませんか?

私はそういうことがよくあって、友達と話していても、結構みんな同じような経験があるようなのですが、この『おかあさんだいすきだよ』を読んだ時、私の気持ちを代弁してくれているようで、涙があふれました。

本当は優しい言葉をかけてあげたい。思いやりのある言葉をかけてあげたい。
あなたのことが大好きだよって伝えてあげたい。

この絵本を読むと、しみじみとそんな思いが湧いてきました。

『シニガミさん』シリーズ

シニガミさん〈2〉 | 宮西 達也

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いつもなかよしのブタくんとウサギちゃん。ところがある日ケンカをしてブタくんはウサギちゃんに「しんじゃえばいいんだー」と言ってしまいました。そして、なんにちかたってウサギちゃんは本当にしんでしまい…。
「だれでも、じぶんが うまれた日
たんじょうびは しっています。
でも、じぶんが死ぬ日を
しっている ひとは だれも いません。
それが わかるのは、
その日を きめるのは
わたくし シニガミでございます」

というシニガミさんの自己紹介(?)から始まる絵本『シニガミさん』『シニガミさん2』。

どちらも「死ぬということ」「生きるということ」「命」について考えるきっかけになるよい絵本なのですが、ハッピーエンドで終わる『シニガミさん』以上に、ほろ苦い終わり方をするからこそ、より「生きること」の大切さを感じる『シニガミさん2』は心に刺さりました。

小さなお子さんでも日常会話の中で「もう、死んじゃえ!」などと言ってしまうことがありませんか?
その言葉は、そんな簡単に使っていい言葉ではない、ということを『シニガミさん2』はしっかり伝えられる絵本だと思います。

この絵本も3~4歳くらいからの読み聞かせがおすすめですが、小学校高学年くらいの子ども達に読み聞かせてあげると、心に残るものが小さいお子さんとはまた違って良いのではないかな?と思います。

まとめ

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宮西達也さんの絵本は、可愛らしい絵柄ながら、時に号泣してしまうほど、深く感情を揺さぶられる絵本も多いです。

その一方で、リズミカルな楽しい言葉を用いた赤ちゃん向け絵本もたくさん出されています。

思いっきり涙を流したい時、感動を共有したい時、楽しい時間を過ごしたい時…宮西さんの絵本を読み聞かせしてみませんか?
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この記事のライター

むっく むっく

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