心がけよう“TALKの原則“
自殺予防の専門家たちが、子どもの自殺を食い止めるために、大人に対して発信しているのが「TALKの原則」です。「Tell」「Ask」「Listen」「Keep safe」の頭文字をとっています。
・Tell(言葉に出して心配していることを伝える)
いくら心配していても、心で思っているだけでは伝わりません。「何かあったの?」「心配しているよ」と気にかけているということをしっかり伝えましょう。
いくら心配していても、心で思っているだけでは伝わりません。「何かあったの?」「心配しているよ」と気にかけているということをしっかり伝えましょう。
・Ask(「死にたい」という気持ちについて率直に尋ねる)
子どもが「死にたい」と口に出したら、決してぞんざいにせず、しっかりと手を止めて「どうしてそう思ったの?」と率直に尋ねてみましょう。
子どもが「死にたい」と口に出したら、決してぞんざいにせず、しっかりと手を止めて「どうしてそう思ったの?」と率直に尋ねてみましょう。
・Listen(絶望的な気持ちに耳を傾ける)
何かアドバイスをする必要はありません。まずは子どもの気持ちに耳を傾け、受け止めてあげましょう。相槌をするときは「オウム返し」にし、気持ちを否定しないように。
何かアドバイスをする必要はありません。まずは子どもの気持ちに耳を傾け、受け止めてあげましょう。相槌をするときは「オウム返し」にし、気持ちを否定しないように。
・Keep safe(安全を確保する)
子どもが思い詰めている時は、何よりも安全を確保することです。少しでも心が軽くなる状況を作ってあげましょう。
子どもが思い詰めている時は、何よりも安全を確保することです。少しでも心が軽くなる状況を作ってあげましょう。
この「TALKの原則」は、子どもだけでなく大人にも使えます。悩み、苦しんでいる人の心をこれ以上追い詰めないように、まずは近くにいる人がしっかりと受け止めた上で、状況を見ながら専門家や行政、学校などに相談していくといいでしょう。
子どものための相談窓口
子どもの悩みは多岐に渡り、親や大人に言いにくいこともあります。そういう場合は多くの相談窓口が開設されているので、「知らない他人」に聞いてもらうというのも一つの方法です。最近は電話でなくてもチャットやLINE等で対応してくれるところも増えているので、見えるところに電話番号やURLなどを書いて貼っておくといいかもしれません。
チャイルドライン
困りごとや悩み、なんとなく誰かと話したい…どんなことでも一緒に考えてくれます。名前も言わなくていいし、秘密も守られます。安心してかけてみてください。
チャイルドライン® 18さいまでの相談窓口
チャイルドラインは、18歳までの子どものための相談先です