2021年9月22日 更新

原因の多くは家庭!心がけたい子どものSOSを受け止める「TALKの法則」

コロナ禍の2020年、自殺した小・中・高校生は過去最多の数を更新しました。様々な我慢を強いられている子どもたちに大人として何ができるのか?今こそしっかり向き合って考えてみませんか。

心がけよう“TALKの原則“

gettyimages (280658)

自殺予防の専門家たちが、子どもの自殺を食い止めるために、大人に対して発信しているのが「TALKの原則」です。「Tell」「Ask」「Listen」「Keep safe」の頭文字をとっています。
Tell(言葉に出して心配していることを伝える)
いくら心配していても、心で思っているだけでは伝わりません。「何かあったの?」「心配しているよ」と気にかけているということをしっかり伝えましょう。
Ask(「死にたい」という気持ちについて率直に尋ねる)
子どもが「死にたい」と口に出したら、決してぞんざいにせず、しっかりと手を止めて「どうしてそう思ったの?」と率直に尋ねてみましょう。
Listen(絶望的な気持ちに耳を傾ける)
何かアドバイスをする必要はありません。まずは子どもの気持ちに耳を傾け、受け止めてあげましょう。相槌をするときは「オウム返し」にし、気持ちを否定しないように。
Keep safe(安全を確保する)
子どもが思い詰めている時は、何よりも安全を確保することです。少しでも心が軽くなる状況を作ってあげましょう。
この「TALKの原則」は、子どもだけでなく大人にも使えます。悩み、苦しんでいる人の心をこれ以上追い詰めないように、まずは近くにいる人がしっかりと受け止めた上で、状況を見ながら専門家や行政、学校などに相談していくといいでしょう。

子どものための相談窓口

子どもの悩みは多岐に渡り、親や大人に言いにくいこともあります。そういう場合は多くの相談窓口が開設されているので、「知らない他人」に聞いてもらうというのも一つの方法です。最近は電話でなくてもチャットやLINE等で対応してくれるところも増えているので、見えるところに電話番号やURLなどを書いて貼っておくといいかもしれません。

チャイルドライン

困りごとや悩み、なんとなく誰かと話したい…どんなことでも一緒に考えてくれます。名前も言わなくていいし、秘密も守られます。安心してかけてみてください。

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星好きあこ 星好きあこ

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