2019年4月14日 更新

こどもの添い寝は何歳まで?親と離れる一人寝のタイミング

子供の成長の中で「添い寝は何歳まで必要だろう?」と考えるママもいますよね。毎日毎晩抱っこしたり、添い寝をしてりして寝かしつけてきたけど、そのうち子供も一人で寝なくてはいけません。タイミングとして何歳を目安にるといいのかご紹介します。

子どもの成長につれて考えるようになる「卒乳」。なかでも卒乳で一番しんどいのは、夜中ではないでしょうか。同じように、就寝時のお悩みに直面する時期がもう一つあります。

それは“添い寝から一人寝に移行するタイミング”です。卒乳とは違って、そこまで焦って期間を決めることはありませんが、子供の自立心に繋がることですので、のんびり構える中でも知識として頭においておくといいかも知れません。

ママが子供の頃の一人寝のタイミングを思い出したりして、自分の子供が一人でも安心してぐっすり眠れる夜を目指しましょう。

一人寝を始めるタイミング

特別にこの年齢で一人で寝なければいけない、という決まりはありません。本人が「一人で寝たい」と言い出す頃が、適齢期でもあります。しかし、この「一人で寝たい」と言い出すのは、子供が自分のプライバシーを守りたくなった時でしょう。そのタイミングで一人寝に切り替えても問題はありませんが、それより早く一人寝を練習するとしても問題はありません。子供の自立心に繋がります。

子供は3~4歳で感性が大きく育ちます。一番スキンシップを愛情と感じる時期です。添い寝もまたスキンシップです。ママの体温、寝息、心音などで愛情と安心を実感します。昼間に離れて過ごすママには、夜の添い寝が一番安心して子供との距離を縮められる瞬間でもあります。この時期は、無理に一人寝を促さなくてもいいでしょう。ここで一人寝を無理に促すと、子供の心には寂しい気持ちが広がってしまいます。

4~5歳になると、今度は知性が大きく育ちます。ママの添い寝がなくなることで、いつも一緒だったママは、ママ以外の役目があることを理屈で理解することが出来るようになります。「自分だけのママ」から、一人の人間として独立して考えられるようになるのです。この時期の一人寝は、とても意味があるものになります。もしも一人寝を促すのであれば、この時期がいいでしょう。

一人寝への上手な誘導

いざ一人寝へ誘導しようとする時、「今日から一人で寝るんだよ」といきなり暗い寝室に置き去りにするのは避けましょう。「なんで?」という疑問から「ママは一緒に寝たくないんだ」と考えます。

寝室に入る前に「そろそろ一人で寝る練習をしようね」と、声をかけ、納得させてから一緒にベッドに向かいます。ベッドには子供一人を入れて、ママは側で絵本を富み聞かせてあげたり、少しお話をしたりしてあげて、子供の気持ちをリラックスさせてあげるといいですね。そして「じゃあ、今日はおやすみだよ」と言って寝室を離れましょう。

もしもここで、子供がいやがったり「ママと一緒に寝たい」と言い出すようであれば、その時はこれまで通り、添い寝をしてあげます。寂しがりな子や、昼間にママと離れている子は特に、寝る瞬間のママがいる安心感を求めます。いきなり一人寝が出来るわけではありません。

慣らす期間だと思いながら、ゆっくり始めていきましょう。子供に“寝る瞬間が怖い”と思わせてしまうと、ベッドの中で夜更かしを覚えやすくもなります。

お昼寝がある子であれば、夜よりも先に、お昼寝を一人でする習慣をつけることから始めてもいいでしょう。夜よりも抵抗は少ないので、一人での寝方を覚える勉強になります。肝心なのは、最初は一緒にベッドに向かうこと、そしてベッドには一緒に入らずにそばで見守ることです。「ちゃんと側にいるから、安心して寝ていいんだよ」と伝えるだけで、子供の安心感は大きなものになります。

一人寝をさせてはいけないケース

子供の一人寝がスムーズにいくようになってきても、一人寝をさせてはいけないケースもあります。

子供が風邪をひいたりなど、体調を壊したときや大きなけがをしている時は、不調のサインを見逃さないためにも、寝入るまで見守ってあげましょう。気付いたら吐いていた、気付いたら怪我が悪化していたというのは、夜にはとても多いケースです。吐いてしまうという意味では、泣きすぎて吐いてしまう子もいます。身体の不調がなくても、泣きが止まらない場合は添い寝をしてあげたほうがいいですね。

そして、子供がベッドに入った時に、寂しそうにしていたり、なんとなく何か言いたそうにしている場合は、一人で寝たくないサインです。既に一人寝が当たり前になっている子は、「今日は一緒に寝る?」と聞いても、「一人で寝る」ことが自分の仕事だと思っているので、添い寝を素直に求められません。「たまには一緒に寝ようか」とママが寄り添ってあげると、子供も素直に甘えることが出来ますよ。

最近朝が眠そうな日が続いているなと思った時は、一人寝で「自由」を得たと感じ始めている証拠で、夜の一人の時間を遊びに繋げてしまっていることがあります。ママが寝室から出ていってから、こっそり遊ぶ癖がついているのかも知れません。生活に支障が出てきてしまう前に、添い寝をして夜は寝ることという基本を、再度教えてあげましょう。

そして、子供が素直に「今日はママと寝たい」と言い出した時ですが、この時こそ添い寝が必要です。子供がママを欲している時は、ママにも都合があるとは思いますが、子供に寄り添ってあげることができるといいですね。

一人寝がうまくいかない時

何が何でも、一人で寝たくないという子供も、もちろんいます。何歳になっても、ママと寝たいという気持ちはあるものです。そんな時には、一人寝への移行を少しお休みしましょう。もう少し添い寝に付き合ってあげて、タイミングを見計らいながら、また一人寝へのチャレンジを始めます。

ママにとって子供が寝たあとの時間こそ、貴重なものです。一人で寝てくれればその分、ママの時間も増えます。片付けられる仕事も早く済み、ママの休息の時間も確保出来ますよね。ですが、焦りは禁物です。嫌がる子供を無理に一人で寝かせても、それは泣き疲れで寝るだけになりますし、安眠とは程遠いものになり「今頃?」と驚く年齢の夜泣きにも繋がります。

子供にはそれぞれのタイミングがあります。一人で寝ることを受け入れられる時期もそれぞれで違うので、〇歳までには絶対一人寝!と目標を決めないようにしましょう。

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