2020年6月28日 更新

重ねて乗り切る離乳食!赤ちゃんから大人まで楽しめる“万能スープ”の作り方

子供の成長が嬉しい反面、大人の食事と分けて作るのは少し面倒に感じることもある離乳食。両方いっぺんに作れて、しかも簡単!アレンジも豊富な栄養満点の万能スープを紹介します。

離乳食は特別な料理ではありません

いよいよ始まる離乳食。子供の成長が嬉しい反面、大人の食事と分けて作るのは少し面倒に感じるママも多いのではないでしょうか?しかも赤ちゃんの量はほんのちょっと。せっかく一生懸命作っても、なかなか食べてくれない子もいます。今回ご紹介するのは、そんなママにおすすめの万能スープです。

ポイントは重ねる順番!

作り方はとっても簡単!野菜を切って重ねて煮るだけです。調味料もほんのひとつまみの塩だけだから添加物などの心配もありません。ただし、重ねる順番がポイントです。

「食べることは、生きること」を提唱されている、梅﨑和子さんの「重ね煮料理」の理論を取り入れた料理になります。

自然界のものはすべて陰と陽に分けられるという考え方から、野菜なら土の中にできる根菜などは「陽性」で、太陽に向かって上に伸びる葉菜や果菜は「陰性」となります。もっと砕いていうと、「陰性」の野菜は下に行きたがる力が働き、「陽性」の野菜は上に行きたがる力が働きます。

この性質を利用して、陰性の野菜から順番に下から重ねて煮ると、鍋の中で対流が起き、陰性の野菜は上に、陽性の野菜は下に行きたがり、野菜のうまみがぐるぐると混ざり合って、美味しくて栄養満点の万能スープが出来上がります。

重ね煮だからすごくおいしい - 鍋ひとつの手間なしレシピ|梅崎和子

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切って重ねて煮るだけでだしナシでも、うまみたっぷり。誰でも料理上手になれる感動の調理法。

野菜たっぷり!基本のスープの作り方

【材料】
・最低野菜5種
・塩ひとつまみ
・水
【作り方】
<手順1>
①~⑤の中から5種類程度用意する。

①キノコ・海藻類(しめじやエリンギなど)※2種類以上あるとうまみが出て良いです
②果菜類(ナス→トマト→きゅうり→いんげん→豆類など)
③葉菜物(ブロッコリー→キャベツ→小松菜→白菜→長ネギなど)
④イモ類(じゃがいも→里芋→サツマイモ→カボチャなど)
⑤根菜類(大根→玉ねぎ→人参→ごぼう→レンコンなど)

<手順2>
全ての野菜をみじん切りにする。(もちろんミキサーでも可)

<手順3>
①から⑤の順番で野菜を重ねる。
※同じカテゴリー内の野菜を重ねる順番は「→」のとおりに

<手順4>
塩をひとつまみ入れる。

<手順5>
水を野菜が隠れる程度に入れる。

<手順6>
蓋をして、強火で煮る。沸騰したら中火で15分程度煮る。


以上、失敗のしようのないレシピです。
にもかかわらず、野菜本来のうまみとあまみが出て美味しく出来上がります!

順番さえ守れば、野菜の種類は自由です。筆者のオススメはキノコ類を入れること!うまみが増します。季節によって旬の野菜を取り入れて作って下さいね。

大量に作って小分けにして冷凍しておけば、いろいろアレンジが出来て本当に便利です。

基本スープからのアレンジレシピ

【赤ちゃん編】
初期:具材をすりつぶす
中期~:そのままでOK

味付けは少量の塩だけなので、そのままお口に入れても大丈夫です。基本のスープにトマトを足すと、トマトスープに。牛乳をたすとミルクスープになります。お魚やお肉を月齢に応じたサイズに切って加えても良いですね。
【幼児食編】
赤ちゃん編をそのままアレンジ。うどんを入れたり、ご飯を入れたり。カレー味にしても良いですね。野菜だけをひき肉に混ぜ込んでハンバーグにしてもGOOD!お出かけの際には、水気を切ってご飯に混ぜて、小さいおにぎりにすると便利です。
【大人編】
野菜不足の大人にも万能なスープです。子供と一緒にハンバーグにしても。コンソメスープやお味噌汁にアレンジするのもオススメです。
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この記事のライター

ざしきわらし ざしきわらし

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