2019年8月22日 更新

便利だからこそ気をつけて!抱っこひもの正しい使い方

抱っこひもを使用中に赤ちゃんが落下する事故が多発しています!

近年とても便利なグッズが開発販売されて、安心して利用している抱っこひも。

ところが、抱っこひもを使用中に赤ちゃんが落下する事故が多発しています!
便利さに頼りすぎると、油断に繋がるかもしれません。

抱っこひもやベルト、スリングなどからの転落事故は、この5年で117件あるといいます。(都商品安全対策協議会などの調査にて)

そのうち頭蓋骨骨折などの重傷事故は、27件で月齢4ヶ月以下に集中しているとのことです。

例えば、どういう事故が起きるの?

 (30792)

◼︎前かがみなどメーカーが推奨しない姿勢をとってしまった。

◼︎紐が緩い状態で装着し、赤ちゃんとの間に隙間が生じ、赤ちゃんがすり抜けて落ちてしまった。



上記二点の事例が多かったそうです。これは、人形を使った再現実験でも危険性が判明しています。

例として、こんなケースが・・・。
抱っこひもを購入しました。券売機で母親がカバンから財布を取り出そうと前にかがんだ時、紐がゆるんでいたため、隙間から4ヶ月の男児がコンクリートの地面に落ちて頭を打ち、外傷性くも膜下出血で5日間入院。
ふとした時の油断が大きな事故を招いてしまうのです。

安全に利用しよう!抱っこひも対策

 (30791)

まずは、ご自身の抱っこひもの利用法が正しいかどうか、説明書を見たり、購入時にお店スタッフに伺ったりして確認して下さい。
その上での対策です。必ず確認をしましょう。

対策はとても簡単で、『利用中、常に手を添える事』です。

手がフリーで使えるのが抱っこひもの良い所だと思っていませんか?
違います!抱っこひもは、抱っこによる身体の負荷を軽くするのが目的です。
◼︎物を拾う時はひざを曲げ、腰を落としましょう

◼︎着脱は低い位置で行いましょう

◼︎子どもの気道確保をこまめに確認しましょう(苦しくなってないかな、等)

◼︎購入前に販売店で試着し、使い方を知りましょう(おさらいもかねて)

◼︎自治体や産科医が開く使い方の講習会等に参加してみましょう
短時間の使用でも留め具が留まっているか、紐が緩んでいないか確認が大切です。

前かがみになるときは、赤ちゃんの体を手で支え、膝を曲げたり腰を落としたりして、頭が下向きにならないように注意しましょう。

抱っこひもの正しい使い方まとめ

製品を改良して安全性を高めていくことも当然必要ですが、抱っこひもやスリングの本来の役目は『ママの身体の負担を軽くすること』。
便利さに頼り過ぎて、本来の役目を忘れないように使いましょう。

今一度、自分の着用があってるか確認を!
14 件

この記事のライター

みっちー みっちー

この記事のキーワード

元気ママが気に入ったら
「いいね!」をしよう♡

カテゴリー一覧