妊娠後期になると子宮がますますふくらみ、ママのからだにはさまざまな負担がかかってきます。胎動が活発になり、おなかが張る回数も増えます。この時期に気になるママのからだのようすについてまとめました。
逆子
逆子の判断は妊娠27~28週ごろに行われますが、この時期に逆子と判断されるのは珍しくありません。赤ちゃんの頭が重くなると頭が下を向き、自然と逆子が治ることも。また、出産直前に逆子が治るケースもあるので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。心配な場合は、逆子を治す体操をしてリラックスして過ごしましょう。
おなかの張り
妊娠後期のおなかの張りは、おもに子宮が収縮と弛緩を繰り返すことによって起こります。長時間歩き回ったり、立ち仕事をしたり、おなかが冷えていると生じやすく、赤ちゃんの体勢や動きが刺激になることもあります。1時間以上休んでも治らない、1時間以内に何度も張る、痛みや出血を伴う場合は受診しましょう。
手のしびれ
手根管症候群からくる妊婦特有の症状で、むくみが手の神経を圧迫することが原因です。指を動かしたり、手を振ったりすることでラクになるほか、しびれている部分をお風呂で温めたり、マッサージすると症状が和らぎます。塩分控えめの食事を心がける、疲れをためないようにするなど、むくみを予防することも大切です。
まとめ
そろそろ出産に向けて、赤ちゃんを迎える準備を本格化させてもよいころです。里帰り出産を考えているママは転院先の病産院で診察を受け、出産の予約をしておきましょう。