「安心感がどれだけあるか」が自己肯定感につながる
「自己肯定感」と言われても、内面のことなので、どんなふうに育てていけばいいのかわかりませんよね。筆者もそうでしたが、これまで出会ってきたお子さんや息子を見てきて、「自己肯定感ってこういうことなのでは?」という自分なりの考えを見出すようになりました。
それは「安心感がどれだけお子さんの中にあるか」ということです。
それは「安心感がどれだけお子さんの中にあるか」ということです。
大人も安心感のある環境だと、落ち着いて安心して過ごせますよね。まだ幼い子どもはなおさらだと思うのです。「心が満たされない=安心感がない環境」だと、不安定になりますし、表情も固くなることでしょう。逆に、「心が満たされている=安心感がある環境」だと、生き生きと笑顔で過ごすことができます。
生き生きと笑顔で過ごす経験が多ければ多いほど、「自分は価値ある存在なんだ!」と感じられるようになり、それこそまさに「自己肯定感」なのです。この自己肯定感は、家庭での関わりで十分育てていくことができますよ。
生き生きと笑顔で過ごす経験が多ければ多いほど、「自分は価値ある存在なんだ!」と感じられるようになり、それこそまさに「自己肯定感」なのです。この自己肯定感は、家庭での関わりで十分育てていくことができますよ。
安心感につながる「共感的な関わり」
では、家庭でお子さんの自己肯定感を育てるための方法をご紹介します。これまで出会ってきたお子さんたち、そして筆者の息子にも十分効果を発揮している方法ですので、ぜひ実践してみてください。
その方法は「共感的な関わり」です。筆者が常に意識している共感的関わりは3つあります。
①どんなことでも一旦「受け入れる」「受け止める」
②親として譲れない軸をもつ
③もう少しで乗り越えられそうなことは「背中を押す」
この3つの関わり方を意識することで、お子さんの中に「安心感」がたっぷり貯まっていきます。
その方法は「共感的な関わり」です。筆者が常に意識している共感的関わりは3つあります。
①どんなことでも一旦「受け入れる」「受け止める」
②親として譲れない軸をもつ
③もう少しで乗り越えられそうなことは「背中を押す」
この3つの関わり方を意識することで、お子さんの中に「安心感」がたっぷり貯まっていきます。
「3つの共感的な関わり」実践方法
では、ここからは「3つの共感的な関わり」の具体的な実践方法をご紹介します。
①どんなことでも一旦「受け止める」「受け入れる」
“どんなことでも”と書きました。子どもの行動や言動って、大人にとって受け入れ難いものも多いですよね。でも、そういった大人にとって受け入れ難いものも、一旦「受け入れる」のです。
「◯◯したかったんだね。」「◯◯っていう言葉を言ってみたかったんだよね。」といったように。
一旦受け入れてから、「でも、◯◯は危ないから止めようね。」「お母さん、(お子さんの名前)が心配だから止めてほしいな。」といったように諭したり、I(アイ)メッセージを伝えたりしてみましょう。
「◯◯したかったんだね。」「◯◯っていう言葉を言ってみたかったんだよね。」といったように。
一旦受け入れてから、「でも、◯◯は危ないから止めようね。」「お母さん、(お子さんの名前)が心配だから止めてほしいな。」といったように諭したり、I(アイ)メッセージを伝えたりしてみましょう。
②親として譲れない軸をもつ
どんなことでも一旦受け入れることは大切ですが、親として譲れない軸をもつことを忘れないでください。物を投げる、人を叩く、暴言を吐く…。お子さんが成長していく上で確実にマイナスになる行動や言動は、減らしていきましょう。
でも、頭ごなしに言うのではなく、「諭す」ことを大切にしてみてください。頭ごなしで伝わるのは、恐怖や強く怒られたなどの感情だけです。一方の「諭す」で伝わるのは、ママ・パパは、自分にどんなことを伝えたいのか、これはやっちゃダメなことなんだなどの「親の気持ち」です。ぜひ「諭す」を意識してみてくださいね。