※エアコンに自動フィルターお掃除機能がついていない人のうち
~真夏の『エアコン待機者』にならないために~ エアコン本格稼働前にしておきたい「エアコン試運転」マニュアル
昨夏に購入、修理したエアコンが 2 週間以上使えない『エアコン待機者』が4割近くもいることが調査結果から明らかになりました。本格的にエアコンを稼働させる時期に冷房を快適に使うためには、事前にエアコンを運転し、不具合がないか確認する「試運転」をしておくことが大切です。具体的な「試運転」方法について、パナソニック エアーマイスターの福田風子さんが解説します。
STEP1 電源を入れる前にブレーカーやコンセントにホコリがないか確認
エアコンのブレーカーが「入」になっていて、電源プラグやコンセント周りにホコリがたまっていないことを確認してから電源を入れてください。このホコリが原因で発火につながる場合があります。STEP2 運転モードを「冷房」にして運転開始
室内温度より3℃以上低くして運転を開始します。エアコンがしっかり動くまで、30分以上運転してください。STEP3 リモコンやエアコン本体に不具合がないかチェック
エアコンに次の6つの不具合がないか確認します。①リモコンの液晶画面が見えにくい、エアコンが動作しない
電池が消耗している可能性があります。新しい電池に交換しても改善しない場合は、電池を抜いた状態でリモコンのボタンどれか1つを10秒以上押し続けたあと電池をいれる、リモコンのリセットをお試しください。
②タイマーランプの点滅
故障の可能性が高いです。リモコンの「お知らせボタン」、またはエアコン本体の前面パネルを開くと本体内部の右側に表示される診断コードを確認してください。診断コード詳細は取扱説明書をご参照ください。
③風がにおう
エアコンに付着した室内のチリやホコリ、生活臭やカビがにおいの原因です。エアフィルターのお手入れをお試しください。
④異音がする
「ポコポコ(ボコボコ)」「ブシュッ」「ピシッ」「パキッ」というエアコン本体からの音は、運転や環境により生じる音で、故障ではありません。
⑤風が出ない、すぐ止まる
リモコンの「本体リセット」ボタンを押し、、本体 電源をリセットしてください。該当ボタンがない場合は、電源プラグを抜く、またはエアコンのブレーカーを落としてみましょう。風がすぐに止まってしまった場合、冷たい風が出てこない場合は、設定温度を下げて再度お試しください。
⑥エアコン本体から水漏れ
水漏れの場所や状態によって原因が異なります。
【吹出口から水漏れしている場合】
ドレンホースの状態を確認し、エアフィルターや本体内部をお手入れしてください。
【吹出口に水滴がつく、霧が出る場合】
設定温度を20℃以上にし、風向は上向き、または風向自動に。室温と吹き出す風に温度差がある場合にはしばらくすると解消されますので、そのままお待ちください。
【背面から水漏れしている場合】
お買い上げの販売店、またはパナソニック修理ご相談窓口に点検・修理をご依頼ください。
その他エアコン試運転時の不具合解決方法につきましてはパナソニックの下記公式サイトをご参照ください。
エアコン試運転はお早めに! - サポート - Panasonic
本格的にエアコンを使い始める7月になると、お問い合わせや点検・修理のお申し込みが集中します。夏の暑い時期でも冷房を快適にお使いいただくために、事前にエアコンを運転し、エアコンに不具合がないか確認しておきましょう。
■パナソニック エアーマイスター 福田 風子さん
パナソニック コンシューマーマーケティングジャパン本部
商品センターエアコン商品企画担当
自宅に異なる4機種のエアコンを設置し、機能の違いや風の違いを感じ分ける。スマホを使って家中のエアコンを遠隔操作したり、時にはカビの発生したエアコンを自ら入手・分解して調べるなど担当の枠を超えてちょっとしたエアコンマニア。
商品センターエアコン商品企画担当
自宅に異なる4機種のエアコンを設置し、機能の違いや風の違いを感じ分ける。スマホを使って家中のエアコンを遠隔操作したり、時にはカビの発生したエアコンを自ら入手・分解して調べるなど担当の枠を超えてちょっとしたエアコンマニア。
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