2019年8月22日 更新

何かと我慢させがちなお兄ちゃん、お姉ちゃんたちに読んであげたいオススメ絵本

いつも頑張っているお兄ちゃんお姉ちゃんに読んであげたい絵本をご紹介します。

上の子には何かと厳しく接してしまう‥我が家でもそうですし、ほかのおうちでも同じのようです。甘えたいけど、いつも弟妹に遠慮していて甘えるのが苦手なお兄ちゃんお姉ちゃんたちに読んであげたい絵本をご紹介します。

対象年齢は3歳くらい~、もちろん、お兄ちゃんお姉ちゃんでなくても楽しめる絵本です♪

ペンギンきょうだい れっしゃのたび

(工藤ノリコ 作/絵)

(工藤ノリコ 作/絵)

ペンギンのきょうだい、
おねえちゃん、ペンちゃん、ギンちゃん。
あしたは きょうだい 3にんだけで
れっしゃの たびに でかけます‥
 (32075)

お姉ちゃんは気苦労が絶えません‥
列車、船、飛行機、バス‥といろんな乗り物に乗って、姉、弟、弟の3姉弟で旅する『ペンギンきょうだいシリーズ』の第1作目です。

乗り物、旅、食、絵探し‥と色んな魅力がつまった絵本です。シリーズの中で、色々なトラブルが発生します。ペンちゃんが切符をなくしたり、ギンちゃんが迷子になったり‥。に涙をこぼしつつも、弟達のために頑張る優しくてしっかり者のお姉ちゃんの姿は、とてもけなげです。

このペンギンのお姉ちゃんにすごく共感できるお姉ちゃんは多いのではないでしょうか。特に同じ兄弟構成のお姉ちゃんは同じ苦労をしているのではないかと思います。

「弟に振り回されつつがんばるしっかり者のお姉ちゃん」に注目してご覧ください。

はじめてのおつかい

(筒井頼子/さく 林明子/え)

(筒井頼子/さく 林明子/え)

あるひ、ママにたのまれてはじめてひとりでおつかいにいくことになった5さいのみいちゃん。
はりきってでかけたけれど‥
 (32085)

お買い物を無事に終えたみぃちゃん。またひとつ、お姉ちゃんとしての自信と責任感がついたのでしょう。
1976年に発表された名作絵本です。お父さんお母さん世代にも「読んだことある!懐かしい!」という方が多いのではないでしょうか。

はじめて一人でおつかいに出たみいちゃんの、嬉しくて誇らしい気持ち、不安、やり遂げた充実感がよく伝わってきます。林明子さんの描かれる絵も、とても素敵です。

お読みになる時は、赤ちゃんがいるからついてはいけない、心配だけれどみいちゃんを信じて送り出すお母さんの表情や、ちりばめられた画家さんのあそび(みいちゃんの家のポストに書いてある名前が、尾藤三=おとうさん、だったりします。)にも、ぜひ注目してみて下さい。

ぼく、仮面ライダーになる! オーズ編

(さく/のぶみ)

(さく/のぶみ)

たからものの「仮面ライダーオーズのおもちゃ」を取られたことで、妹のアンちゃんと大げんかした、かんたろう。「ちぇっ、アンちゃんは、いっつもズルばっかりだ。」とモヤモヤしていたら、アンちゃんが突然いなくなって‥。
 (32092)

小さい子同士のきょうだいあるあるです‥
のぶみさんの『ぼく、仮面ライダーになる!』シリーズの2作目。最新の『ゴースト編』もあるのですが、お兄ちゃんに読んであげるなら、ぜひ『オーズ編』がおすすめです。

このシリーズのテーマは「自分の弱さと戦う」ことだと思うのですが、『オーズ編』で主人公のかんたろうが戦うのは「妹を可愛く思えない気持ち」です。
きょうだいゲンカって避けて通れないものだし、いつも仲良しとは限りませんよね?
かんたろうの本当の宝物って?ぜひ読んで確かめてみて下さい。

ちなみに、かんたろうくんとアンちゃんは、作者のぶみさんの実のお子さんの名前です。現役パパさんでもあるのぶみさんが生み出す絵本は、共感できて、子供が大喜びするものが多いですよ。
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むっく むっく

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