2016年12月14日 更新

【歯の専門家アドバイス】むし歯菌による" 母子感染 "について

生まれたての赤ちゃんのお口の中にはむし歯菌は存在しません。ではむし歯菌はいったいどこからやってくるのでしょうか?

母子感染~妊娠中・これから妊娠を考えている方へ~

母子感染とは

何らかの微生物(細菌、ウイルスなど)がお母さんから赤ちゃんに感染することを「母子感染」と言います。妊娠前から元々その微生物を持っているお母さん(キャリアと言います)もいれば、妊娠中に感染するお母さんもいます。
「母子感染」は、感染時期と感染経路によって以下の3つに分類されます。

(1) 胎内感染・・・赤ちゃんがお腹の中で感染する
(2) 産道感染・・・分娩が始まって産道を通る時に感染する
(3) 母乳感染・・・母乳によって感染する

妊婦健康診査で検査が行われるものもあるので、きちんと受診しましょう。
また、日頃から感染症の理解を深めると共に、手洗いやうがいなどの感染予防に努めましょう。
この問題にアドバイスしてくれたのは、当プロジェクトの情報番組にもご出演の、医療法人社団 修命会理事長で歯学博士の野口顕造先生。
 (1514)

野口先生『むし歯の原因菌であるむし歯菌は、人間のお口の中には、多かれ少なかれ必ず存在します。しかし、生まれたての赤ちゃんのお口の中にはむし歯菌は存在しません。』

では、むし歯は一体どこからやってくるのでしょうか?

野口先生『実は、むし歯菌は赤ちゃんの周囲にいる人たちのお口の中からやってくるのです。むし歯菌は、母親などの主な保育者からうつることがわかっています。』
小児学科_ムシ歯菌の母子感染 (1521)

赤ちゃんは、周りの人のお口のから感染していることがわかりました。

【むし歯菌が感染しやすい時期】

むし歯菌の感染には“感染の窓”と呼ばれる特に危ない時期があります。むし歯菌が感染する時期が遅ければ遅いほど、その後のむし歯の本数が少ないというデータがあります。
小児学科_ムシ歯菌の母子感染 (1527)

この危ない“感染の窓”の時期を乗り越えて、むし歯になりにくいお口を作るためには、早くから周りの人たちのお口を清潔にしておくことが大切です。

感染を予防するには

むし歯菌は唾液を介して感染します。つまり、口移しで食べ物を与えたり、スプーンを共用したり、可愛い我が子にチューをすることでも、お母さんのお口の中のむし歯菌が赤ちゃんのお口に侵入し、棲みついてしまうのです。
赤ちゃん (1530)

しかし、子どもとのスキンシップは大切なことですから、むし歯菌の感染を恐れるあまりスキンシップをすべて絶つよりも、お母さんやお父さんのお口の中を常に清潔な状態にしておくことの方が大切です。
◆野口先生が教える予防法◆

<感染を防ぐためにできること>
①妊娠中から、家族そろって、歯科医院で定期健診を受ける。
②子どもの周囲の人に未治療のむし歯がある場合はきちんと治療する。
③子どもの周囲の人がお口を清潔に保つ。
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