2018年11月12日 更新

どんな効果があるの?副作用は?不妊治療で使う薬 ~排卵誘発剤編~

不妊治療は、薬のサポートを受けながら進めることがほとんど。不妊治療薬には多くの種類があります。納得して妊活治療を進めるために薬の内容や効果、副作用などについて知っておきましょう。

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不妊治療は、薬のサポートを受けながら進めることがほとんど。卵胞を育てる薬、排卵を起こす薬、排卵を抑える薬など、不妊治療薬には多くの種類があります。納得して妊活治療を進めるためには、薬の内容や効果、副作用などについて知っておくことが大切です。そこで今回は、不妊治療に使われる代表的な薬 ~排卵誘発剤編~をご紹介したいと思います。

不妊治療に使われる代表的な薬 ~排卵誘発剤編~

【飲み薬】

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クロフェミン製剤(クロミッドなど)
排卵誘発作用が高く、タイミング法、人工授精だけでなく、体外受精や顕微授精でも使用されます。粘液の分泌が少なくなる、子宮が薄くなるといった副作用のほか、頭痛や目のかすみなどを訴えることもあります。
アロマターゼ阻害剤(レトロゾールなど)
エストロゲンを低下させることで、卵巣に強い刺激を与えずに、複数の卵胞を発育させます。子宮内膜が薄くなるなどの副作用がほとんどなく、卵巣過剰刺激症候群を起こしにくいのが利点。ただ保険適用外の薬のため、費用は高めです。
ジクロフェニル製剤(セキソビットなど)
脳に働きFSH(卵胞刺激ホルモン)の分泌を促します。クロミフェン製剤よりも排卵誘発作用は弱め。無排卵や排卵しづらい人の治療、タイミング法、人工授精などに用いられます。副作用は少なく、頭痛や悪心など。

【注射】

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FSH製剤(フォリルモンなど)
hMG製剤に含まれるLHの値を限りなく少なくしたもの。卵巣を刺激し、卵子を育てる効果があります。hMG製剤と同じく、卵巣過剰刺激症候群を引き起こすリスクがあります。
HMG製剤(HMG フェリングなど)
クロミフェン製剤で排卵しない場合、多くの卵胞を発育させたい場合に使用します。FSHとLHの割合は1:1~3:1が多いです。筋肉注射で、お尻や上腕などに注射します。卵巣過剰刺激症候群が起こることも。
リコンビナントFSH製剤(ゴナールエフなど)
脳下垂体から分泌されるFSH(卵胞刺激ホルモン)のかわりとなって働き、卵胞の成長を助けます。LH(黄体化ホルモン)は含みません。卵巣のはれやアレルギーを起こすリスクが低いのが特徴で、ペン型で自己注射が可能です。

まとめ

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