2022年5月3日 更新

不妊治療の保険適用範囲拡大に関する意識調査

妊娠希望の女性に聞く、保険適用拡大への期待と不安とは?2022年4月から新たに保険適用範囲が拡大した不妊治療に関する意識調査を行いました。

株式会社エムティーアイが運営する、女性の健康情報サービス『ルナルナ』では、定期的にサービス内で様々な意識調査を行い「ルナルナ通信」として発信しています。Vol.52では、2022年4月から新たに保険適用範囲が拡大した不妊治療に関する意識調査を行いました。
これまで人工授精や体外受精などの治療は患者が全額費用を負担する自由診療のもと行われてきましたが、4月からはそれらの一部が保険適用の対象となり、高額だった治療費による負担が軽減され、これまで治療の開始やステップアップに踏み切れなかった人の後押しになることが期待されています。

今回の意識調査では、現在妊娠を希望しているルナルナユーザーから、不妊治療の保険適用範囲の拡大に対する様々な声が寄せられ、期待の声があがる一方で依然不安も存在することが明らかになりました。

日本では、今や生まれてくる子どものうち約14人に1人※1が生殖補助医療により誕生しているなど、不妊治療は身近なテーマです。本意識調査が、不妊治療を望む人たちにとってどのような支援が必要なのかを改めて考えるきっかけになってほしいと思います。

不妊治療の保険適用拡大について、妊娠希望の女性の認知率は8割以上!年齢による制限についても6割以上が理解。

Q. 不妊治療について、2022年4月から新たに一部保険適用されることを知っていますか。
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現在妊娠を希望しているルナルナユーザーを対象に、今年の4月から始まった不妊治療の保険適用拡大に関して知っているかを聞いたところ、「知っている」85.3%という結果となり、高い認知率であることが分かりました。

これまで患者の全額自己負担のもと行われてきた人工授精などの「一般不妊治療」、体外受精・顕微授精などの「生殖補助医療」が、この4月から保険適用となったことについて、妊娠を希望する女性の関心は非常に高いようです。

★不妊治療の保険適用の詳細はこちら:https://www.mhlw.go.jp/content/000913267.pdf

Q.不妊治療の中でも体外受精の場合、保険適用には、「43歳未満」「40歳未満は6回まで、40〜43歳未満までは3回まで」という条件があることを知っていますか。
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さらに、保険適用の条件として年齢制限や年齢によって回数制限があることを知っているかを聞くと、「知っている」64.9%と、こちらも高い認知率です。

治療の予定がない人も、8割以上が保険適用拡大によって治療開始を後押しされる可能性あり。

Q. 「治療を受ける予定はない」「治療は受けないと決めている」という方にお聞きします。今後不妊治療の保険適用範囲が一部拡大することはあなたの治療開始を後押しすると感じますか。
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今回の保険適用拡大は、妊娠を望んでいる女性にとってどのような影響があるのでしょうか。まずは、現在不妊治療の予定がない人を対象に、保険適用拡大が治療開始を後押しするかを聞いてみると、「後押しする」27.4%、「後押しするかもしれない」57.3%となり、合計すると8割以上が保険適用拡大によって治療開始が後押しされる可能性を感じているようです。

「特に影響しない」15.3%の人の最も多い理由として「自然妊娠を希望しているから」が約半数にのぼりましたが、今後もし治療を考えるようになったときに自身に合った選択ができるよう、今のうちから保険適用のメリットや懸念点を把握しておくと安心ですね。

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