2021年6月14日 更新

中学卒業後の進路の選択肢を知りたい⑤チャレンジスクール編

中学校時代を不登校で過ごしてしまったり勉強に不安があったりするお子さんが、安心して通える学校があると知っていますか?入試方法や学校の特長を知れば、未来への不安を払拭することができるかもしれません。

大阪府の「エンパワメントスクール」

大阪府の「エンパワメントスクール」では、小学校レベルの学習から学び直すことができます。忍耐⼒や思いやりなどの⼈間関係における力の育成にも力を入れていて、卒業後に社会人として活躍できることを目標にカリキュラムが組まれているようです。
【特長】
・1時限30分授業
・主要3教科(英国数)は15人程度の習熟度別授業
・映像授業の取り入れ(タブレットや電子黒板を活用)
・グループ学習や参加型体験学習が多い

箕面東高校、長吉高校、西成高校、成城高校、岬高校、布施北高校、淀川清流高校、和泉総合高校があります。各学校ごとに登校スタイルや学科、特色などが大きく異なるため、よく調べてお子さんに合った学校を選択するのが良いでしょう。

例えば、箕面東高等学校では企業でのインターンシップがありますし、長吉高校では国際的な学びを得る機会を多く設けています。
参照:通信制高校ガイド「学び直しができる高校、大阪府の「エンパワメントスクール」とは?
https://tsusinsei-guide.net/futoukou/1135/
大阪府「エンパワメントスクールに関すること」
https://www.pref.osaka.lg.jp/kokosaihenseibi/empower/index.html

まとめ

東京都と大阪府の学校を例としてご紹介しましたが、他の県でもこうした不登校生が新しいスタートを切るための取り組みがされているようです。例えば、埼玉県では「パレットスクール」、神奈川県では「クリエイティブスクール」という名称の不登校生・高校中退者を支援してくれる学校があるそうです。ですから、興味があれば、お住まいの地域の学校も調べてみると良いでしょう。

筆者の息子が不登校中、不登校の親が集まっておしゃべりをする会に参加したことがあります。その時、1人のママさんが「不登校中に全然勉強させてなかったから、名前だけ書けば入れる私立高校に入れる羽目になってお金が大変だった」と話されていました。

その時は「そういうものか」と思ったのですが、調べてみれば公立校でも不登校生の学び直しをサポートしてくれる学校はあるのですね。もちろん通学できる範囲に学校があることや子どもが「通いたい」と思える学校であることが大切ですが、「こういう学校もあるんだな」と知っておくことは進路の選択肢の幅を広げ、未来を明るく照らす助けになると思うのです。

不登校で大変な思いをされているお子さんとそのママさんは先が見えずに不安を抱えることも多いでしょう。でも、「不登校をしていても進学先はある!」と安心して、日々を過ごしていってくださいね。

次回は、中学卒業後の就職についてご紹介します。
参照:神奈川県「新しいまなびのかたちから高校を探す」
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/tokushoku/hsw/keyword.html
通信制高校ガイド「不登校支援のための公立高校、埼玉県の『パレットスクール』とは?」
https://tsusinsei-guide.net/futoukou/1147/
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