脳科学者の夫とともに開発した子育てメソッドでわが子を東大に進学させた「伝説の脳科学おばあちゃん」こと久保田カヨ子先生。35年以上、赤ちゃんの能力開発に携わり、優秀な人材を数多く輩出してきました。今年の夏にカヨ子先生が逝去されたことで、再びその能力開発メソッドに注目が集まっています。
・脳は3才までに80%出来上がる
生まれたばかりの赤ちゃんの脳には神経回路をつなげるための細胞が140億個あるのですが、刺激をしないと3才以降はつながらなかった神経細胞は死滅してしまいます。ですから、3才までに脳に刺激を与え続けて、神経細胞同士をつなげることがとても重要なのです。
・わが子の能力を伸ばすためにはすることは?
「刺激」といっても、特別なことをする必要はありません。毎日のくらしのなかの衣食住や遊びのなかからも脳によい刺激を与えることができます。以下の点に注意しながら、たくさん遊んでたくさん話しかけていれば、子どもの脳は成長していきます。
子どもの脳のために親が心がけておきたい5つのこと
1.1日1回は全力で遊ばせて、集中力の根っこをつくる
2.色や形を直観的にとらえて見分ける力がつくように、目を鍛える
3.100まで数えられるのはただの芸。数・量・時間の感覚を体得させる工夫を
4.親は単語ではなく文章で子どもに語りかけると、語彙力も脳も育つ
5.どんどん外に出かけて五感を磨くと育てやすいまっすぐな子になる
カヨ子先生は、
「頭のいい子にしたいなら 目と口と目玉と体をたくさん動かしなさい」
「できた!という喜びをどれだけ赤ちゃんに経験させられるかが勝負!」
と語っていらっしゃいました。
「頭のいい子にしたいなら 目と口と目玉と体をたくさん動かしなさい」
「できた!という喜びをどれだけ赤ちゃんに経験させられるかが勝負!」
と語っていらっしゃいました。
能力を伸ばすための、具体的な遊びの提案や声がけの例などを本書では紹介しています。日用品を使って数の感覚を身につける方法、おやつの時間に国語力と算数的センスを身に着ける方法など。どれもすぐにマネできるものばかりです。
・書籍情報
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