2024年1月29日 更新

ネントレしたら笑わなくなった?論文を調査・我が家の体験談

「ネントレで赤ちゃんが笑わなくなった」という噂があります。そこで今回は、本当にネントレで笑わない赤ちゃんになることがあるのか、根拠となる論文を探しつつ、自身の経験談も交えてご紹介します。

実際にネントレをやってみた体験談

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ここで、筆者が実際に、有名なイギリスの「ジーナ式」ネントレを試した時のことをご紹介したいと思います。

第一子の時は「ネントレ絶対するぞ!」と気合いが入っており、出産前から「ジーナ式睡眠講座」読んで勉強していました。

ジーナ式のネントレは独自のメゾットに基づき、赤ちゃんが出産後すぐから、睡眠時間や授乳時間をかなり厳密に管理する必要があります。しかし、筆者はその厳密さに対応できず、開始2ヶ月で断念してしまったのでした。

1歳前に、ジーナ式のネントレに再挑戦

その後、夜泣きに苦しんだ1歳前の数ヶ月間に、もう一度ジーナ式のネントレを実践しました。

ジーナ式では、睡眠と授乳は切り離すべきとされています。そこで夜泣きですぐ授乳する習慣をやめ、問題がなければ泣いてもしばらく放置するネントレを実践しました。しかし、この時はあまり効果を感じられず、2度目の断念に至りました。

卒乳間近、ネントレに再々チャレンジした結果

1歳になって、おっぱいをあまり飲まなくなってから再度ネントレを実践したところ、次の日から夜通し寝るようになり、ネントレをいきなり卒業しました。

0歳から1歳までにジーナ式のネントレを3度行いましたが、ネントレの次の日に笑わなくなった、というような変化があったことは無く、7歳になった現在の親子関係も問題はありません。

一方で次男は、夜泣きには授乳で対応するなど、ネントレを一切意識しない対応をしましたが、すぐに夜通しで眠れるような手のかからない子でした。

ネントレは効果の確認が難しい

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長時間の育児放棄などで、愛着形成に悪影響を与えることは確かにあるかもしれません。

しかし、普段しっかりお世話していて、愛情を注いでいるのであれば、ネントレのせいでただちに笑わない赤ちゃんなってしまうのかというと、一概には考えにくいです。もしそうでなければ、欧米でネントレが当たり前にはなっていないと思います。

家事や他の子のお世話で忙しいお母さんは、そもそも普段の生活でも多少赤ちゃんを待たせてしまうことはよくあることですからね。

ただし、前項の筆者の体験でご紹介したとおり、ネントレの「効果」という部分には少し懐疑的な見方はあります。

よく「ネントレ数ヶ月実践して成功した」という声も目にしますが、子どもが成長して自然と夜泣きがなくなった可能性もあるので、因果関係を断定することはできません。

夜泣きは辛いけど、ネントレで泣き声を放置するのはもっと辛い、と考えるようであれば、無理にやらなくてもいいのではと思います。筆者は1歳を過ぎてからうまくいったので、時期を変えると成功することがあるかもしれません。

もしネントレを実践するなら?

夜放置するネントレが辛かった筆者は、ゆるいネントレにしようと、昼間は以下のように生活スケジュールを整えることを意識しました。

  • 寝る時間・起きる時間は一定に
  • 起こす時はカーテンを開けて自然に目を覚まさせる
  • お昼寝でも、カーテンを締めて暗い部屋で寝かせる
  • お昼の後に長めの昼寝

お腹の中の赤ちゃんはこうしたスケジュールなど関係なく過ごしています。

しかし、生まれてきたからには、外での生活にも慣れてもらう必要があります。

夜のネントレも生活に慣れるための練習だと思えば、罪悪感を感じる必要はありませんし、ただちに赤ちゃんが笑わなくならないだろうか…と心配しなくても大丈夫です。

筆者は、ジーナ式ではなく、以下のネントレ本が参考になりました。

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