2021年8月29日 更新

子どもの自立のために必要なことって?手を繋ぐ優しさより、見守る優しさで育もう!

子どもが自分で考え、実行する行動力をコーチングで育ててみませんか?子育てのゴールは、子供を自立させること。社会の中で自分で考え行動できる力を、ママが見守り声をかけることで育みましょう。

子どもへの愛は優しさだけじゃない!時に失敗させ、経験させる厳しさも大切。

日本キッズコーチング協会講師である筆者。「コーチング」と聞くと、“褒める子育て”と思われている方も多いかもしれません。しかし、実はちょっと違います。コーチングは子どもに【自分で自分の責任を取らせる】という厳しい一面があるのです。
子どもへの愛情表現は、優しくすることだけが必要ではありません。時に、ライオンの母親が子どもを谷底へ突き落とすという例えがあるように、私たちもあえて子どもを厳しい環境に身を置かせる必要もあるでしょう。子どもを挑戦させる環境に送り、手助けせずに見守ることも親としての役目の一つなのかもしれません。
3歳頃から子どもの心に「自分でやってみよう」という自立心が芽生え始めます。実は、自立を育てるチャンスは3歳から。もしかしたら、思ってるよりはやいと感じる人もいるかもしれません。

初めての山登り。手をつなぐより、離す方が自分でやろうとする気持ちが育つ

4歳のSくんが登山に挑戦したときのことを例にご紹介します。
その日、Sくんのママはスパルタコーチ。Sくんが木の根っこや岩と岩の間を登り降りする時も、「どこに手を置く?」「石に乗ったら、さっきどうなった?」と声をかけることを続けました。できるだけママは手を貸しません。自分で考えたり振り返ったりできるような言葉をかけていきます。
Sくんは石や根っこで滑って転びながらも、最後にはママが言葉をかけなくても自分で考えて行動できるようになりました。下り道も自分で考え、お尻を着いて滑らないように工夫できるまでになりました。

転ぶことや滑ることを経験することが成功への近道。自分で状況を判断できる力を育てよう

子どもの自立心を育てたいのなら、危ないからと何でも手を出すことをやめてみましょう。あえて子どもの手を離し、見守りながらまずは子どもの様子を観察します。そして、子どもが自分で考えて行動できるよう「どうしたらいい?」などの言葉をかけてあげてください。
小さなことでも自分で考え「できた」と感じることが自信になります。できたという達成感と自信を繰り返していくと、「自分でやるぞ!」という気持ちが生まれやすくなります。その都度自分で考え、失敗しながら状況に応じた判断力を磨いていくことができます。

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ヒマワリちかちゃん ヒマワリちかちゃん

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