保育園の入園が近づくにつれて、「まだこんなに幼いのに、一日中他人に預けるなんてかわいそう」「母親なのに育児を放棄しているのではないか」という思いが日に日に募りませんか?
筆者の子も、当時、人見知りをし始めた時期でした。夫に抱っこされても数分と持たずに泣き出してしまう姿を見るたびに、保育園に預けることへの懸念と「かわいそう」という気持ちが膨らんでいきました。
筆者の子も、当時、人見知りをし始めた時期でした。夫に抱っこされても数分と持たずに泣き出してしまう姿を見るたびに、保育園に預けることへの懸念と「かわいそう」という気持ちが膨らんでいきました。
保育園が「かわいそう」とはそもそも何か
「まだ小さいのに保育園に入れてかわいそう」という意見。筆者自身も子どもを0歳から保育園に通わせることになった際、両親からこの言葉をかけられました。でも、この「かわいそう」とは、そもそもどのような意味なのでしょうか。
- まだ甘えたい時期なのに親と離れて寂しく思わないか
- 愛着障害が出たりしないか
以上のような意見は多くの専門家によって懐疑的に見られるようになっていますし、
「経済的に困窮して生活に困るほうがかわいそう」
「保育園にもメリットは多い」
「外に働きに出ることで保護者の笑顔が増える」
などの反論意見もあることから、一概に「かわいそう」とは言いきれないでしょう。
「経済的に困窮して生活に困るほうがかわいそう」
「保育園にもメリットは多い」
「外に働きに出ることで保護者の笑顔が増える」
などの反論意見もあることから、一概に「かわいそう」とは言いきれないでしょう。
ただ、これはすべて大人からの目線です。子どもは本当のところ、どう思っているのかはわかりません。もしかしたら「保育園なんてかわいそう」と言う人は、ご自身が小さい頃に寂しい思いを経験されたのかもしれません。
そこで実際に、両親共働きで、遊んでもらった記憶があまりない筆者の幼少期の体験談と、当時感じていたことをご紹介したいと思います。
両親共働きで誰かと遊んでもらった記憶が少ない筆者自身の体験談
もう30年以上前のことになりますが、筆者は両親とも正規のフルタイムで働いていました。当時の育休は3ヶ月ほどしかなかったので、母は私が0歳の頃から働いていました。
しかも土日は農作業していたので、両親と遊んだ記憶はほぼありません。家に祖父母はいましたが、高齢だったので、連れ出されることも、遊ぶこともほとんどありませんでした。
公園が無いレベルで田舎だった上に、近所に年の近い子もおらず、平日兄弟は学校。そのため、未就学時代は、毎日家の中で遊んでいました。
しかも土日は農作業していたので、両親と遊んだ記憶はほぼありません。家に祖父母はいましたが、高齢だったので、連れ出されることも、遊ぶこともほとんどありませんでした。
公園が無いレベルで田舎だった上に、近所に年の近い子もおらず、平日兄弟は学校。そのため、未就学時代は、毎日家の中で遊んでいました。
周りからのフォローがあったから全く寂しさを感じなかった
ただ当時寂しかったかというと、意外にもそう感じた記憶は一切ありません。ほぼ同じ環境の兄弟も同意見だそうです。
振り返ると、理由は3つあると思っています。
振り返ると、理由は3つあると思っています。
- 身体を使った遊びをしてくれたから
- 1人で遊ぶのが楽しかったから
- 休日は兄弟が遊んでくれたから