2023年12月28日 更新

初めての発熱!?もしかして「突発性発疹」かも!対処法とQ&A

4ヶ月から2歳頃までに感染することが多い「突発性発疹」。突然の高熱から始まり、初めての発熱になることも多いようです。突然の高熱にパニックにならないよう、この病気の特徴を知っておきましょう。

突発性発疹とは

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突発性発疹の原因となるウイルスは、成人のだ液に含まれるヒトヘルペスウイルス6型または7型と考えられています。ウイルスによる感染症ですが、風邪のような咳や鼻水などの症状はほとんどありません。

0歳から2歳頃までの乳幼児に発症しやすく、急な高熱が数日間続き、解熱するタイミングでお腹や背中に小さな赤い発疹が現れます。発疹は徐々に首や手足に広がり、3日ほどで自然に消えていくのが特徴です。
突発性発疹の主な症状

・突然の発熱(38~39度)3~4日続く
・解熱と同時に赤い小さな発疹が胸やおなかに出て、全身に広がる


子どもの様子

・高熱が出ることで一時的に食欲不振になることもありますが、ほとんどの場合、しばらくすると食欲が回復します。

・解熱後に発疹が出るので、発疹が出るまで突発性発疹かどうかわかりづらいのも特徴です。

・機嫌がよく、水分もとれていて食欲もあるようであればほとんどの場合は薬も処方されず、自然に治まるのを待ちます。


流行しやすい季節

季節に関わらず、通年かかりやすくあります。

こんな場合は病院へ!

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高熱が3日以上たっても下がらない場合

突発性発疹は3~5日以上高熱が続くと言われていますが、38度以上の発熱が3日以上続く場合には小児科を受診しましょう。

突発性発疹は突然の高熱から始まりますが、発熱した時点では突発性発疹か他の病気なのかわかりません。違う病気の可能性もあるため、病院に相談してください。

解熱前に発疹が出る

解熱していないのに発疹がみられる場合も、突発性発疹とは違う病気の可能性が高いので、受診をお勧めします。

ぐったりして水分が摂れない場合

高熱だけでなく水分や食事が摂れていない場合は緊急外来へ行きましょう。

受診する際には、熱の経過や咳・鼻水・嘔吐の有無、排泄の状態や回数に変化はないかなどの赤ちゃんの状態を医師に伝えましょう。

高熱で熱性けいれんを起こした場合

けいれんが起きた場合、抱き上げたり揺さぶるなどの行為は絶対にしないでください。
吐いた場合は、顔を横向きにして、けいれんが続く時間を図り、救急車をすぐに呼べるようにしておきましょう。

初めてのけいれんの場合は不安になりますが、冷静に対処することが最善です。

発熱時の対処法

赤ちゃんの様子を見て、衣類で体温調節をしましょう。

熱が上がりきるまでは、震えたり寒気を感じたりすることがあります。寒そうにしていたら、衣類や掛け物などで暖かくしてあげてください。

反対に、手足が熱くなったら、熱が上がりきってピークに達したサインです。こまめに汗を拭いて着替えさせてあげましょう。

発熱時は、汗や呼吸による水分蒸発で体内の水分が失われやすくなるため、こまめな水分補給が重要です。母乳やミルクが飲めないときは、湯冷ましや麦茶などをあげましょう。

突発性発疹 Q&A|気になる注意点まとめ

離乳食はあげた方がいいの?

離乳食は食欲があれば通常通りに行っても良いでしょう。ただし、油分を多く含むようなものは控えましょう。食欲がない時には、栄養バランスなどは気にせず、赤ちゃんが食べられるものをあげましょう。

お風呂は入っていい?

元気そうにしているのであればお風呂も入って大丈夫です。暑い湯に長時間つかるのは体力を消耗してしまうので、なるべくシャワーだけで済ませましょう。入浴できない時は、湯で絞ったタオルで全身を拭いてあげるだけでも◎

いつから登園していいの?

厚生労働省のガイドラインでは解熱後一日以上経過し、全身症状が良いこととしています。
園によっても隔離期間などは異なる場合がありますのでそれぞれの園に問い合わせることがベストです。
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この記事のライター

にゃー にゃー

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