2025年1月23日 更新

9月は害虫に注意!危険な生物と対処法

9月に入ると少し涼しくなり、ピクニックや公園遊びなどで屋外で過ごす時間が多くなる季節です。 この時期に気を付けなければならないことは、虫刺され被害です。スズメバチや蛾の幼虫など、猛毒を持つ生き物が活発になる時期ですので、お子様がいらっしゃるママは要注意!対処法を知っておきましょう。

都会の街路樹にも潜む チャドクガの危険

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チャドクガは、卵・幼虫・成虫と、一生を通して危険な毒針毛を持つので、みかけても絶対に触ってはいけません。
幼虫の発生時期は2回あり、1回目は春先で2回目は8月~9月です。
多食性ですので、サザンカやサクラや椿やクヌギなどの他にも、都会の街路樹など、ありとあらゆる場所に潜んでいます。

また、刺された瞬間には痛みはなく、2~3時間後に皮膚が赤く腫れあがり、発疹などが現れたり痛みやかゆみなどの症状が出てきます。
ムカデと同じく、アナフィラキシーショックを起こす可能性もあるので、その場合は速やかに病院へ行きましょう。

チャドクガに刺された場合は、以下の対処を行います。

●毒針毛を抜く

服や皮膚に付着している毒針毛を抜き取ります。ですが、手で抜き取ると被害が拡大しますので、ガムテープなどを貼りつけて取り除きます。

●お湯で皮膚を長時間洗い流す

チャドクガの毒は熱に弱いので、43度~46度の流水で傷口を洗い流します。

●抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)やステロイド剤をぬる

チャドクガの毒によるアレルギー反応を鎮めることで、かゆみを軽減し、症状の悪化を防ぐ効果が期待できます。

チャドクガに刺されたら、これは絶対にやってはダメ!

✖毒針毛がついた服を洗濯機で洗う

他の服にも毒針毛がつき、被害が広がってしまいます。毒針毛がついた服はほかの服とわけて、お湯で洗うか、なべて煮てから洗濯してください。チャドクガの毒は熱に弱いので、お湯の熱で無毒化します。スチームアイロンをかけるのも効果的です。

被害件数最多の超危険生物 スズメバチ

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スズメバチが一番気性が荒くなる時期は9月中旬から10月下旬です。

スズメバチについて気を付けるべきことは、刺されたときの対処法よりも「刺されない方法」を知ることが一番です。
巣を見つけたら絶対に近づかないのはもちろんですが、
山を歩くときは頭を守るために帽子をかぶったり、色の濃い服を着ない、香水などの匂いの強いものは身に着けないなどが効果的です。ちなみに虫よけスプレーなどはスズメバチには効果がありません。

万が一、気が付かないうちにハチの巣に近づいてしまったら、大きな声を出したりは絶対にせず、腰をひくくして、ゆっくりと巣から離れましょう。大声を出したり走ったりすると、蜂を刺激してしまい、追いかけてきます。
頭や首をさされると重症化するために、頭部と首を守る事も必要です。

それでも、刺されてしまったら、以下のことに注意しましょう。

●すぐに病院で受診を!

蜂は、刺した時に皮膚の中に毒針を残す場合が多いので、蜂に刺された場合はすぐに病院へ行きましょう。

スズメバチに刺されたら、これは絶対にやってはダメ!

✖刺された箇所におしっこをかける

昔はよく「蜂に刺されたらおしっこをかけると良い」などと言われていましたが、それは完全に間違っています。雑菌が入るので絶対にやってはいけません。同じ理由で口で毒を吸い出すのもやってはいけません。

まとめ

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いかがでしたか?
たしかに害虫被害は怖いですが、恐れてばかりではせっかくの屋外遊びが楽しくありません。
適切な対処法と知識があれば、いざという時もきっとお子様を守ってあげることが出来ます。

怖がりすぎず、秋のキャンプや遠足を楽しみましょう!
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この記事のライター

三好廣香 三好廣香

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