2019年8月28日 更新

知っておきたい!不妊治療の基礎知識〜体外受精・顕微授精〜

体外受精でないと授からない原因があるのに、自己流タイミング法を続けるのは夫婦ともに大きなストレスになります。自分の体の状態を正確に把握して適切な治療を受け、妊娠に導きましょう。

精子と卵子を合わせる

採卵した卵子を培養液の中で確認します。採取した精子は運動良好な精子のみを取り出し、シャーレの中で卵子とも培養します。精子が自ら卵子に進入することで受精が起こります。

顕微授精とは、顕微鏡を見ながら細いガラス管を用いて精子を1つだけ卵子に注入する方法です。精子の数がとても少ない場合、運動率が悪い場合、受精障害で体外受精では受精卵ができない場合などに行われます。

受精卵を培養・胚移植

体外受精または顕微授精でできた受精卵を、卵管と同じような環境に整えられた培養器内で培養します。受精卵は細胞分裂を繰り返して成長します。
細いカテーテルを使い、子宮内膜の上に胚(受精卵)を戻します。受精後2〜3日で戻す場合、5〜6日培養し「胚盤胞」の状態で戻す場合とケースバイケースで判断します。

約2週間後に妊娠判定

着所率を高めるために黄体ホルモンを補充します。胚移植から7〜14日後に血液検査または尿検査で妊娠判定を行います。判定前に出血などがあっても自己判定せず、必ず病院で判定を。

まとめ

体外受精でないと授からない原因があるのに、自己流タイミング法を続けるのは夫婦ともに大きなストレスになります。
自分の体の状態を正確に把握して適切な治療を受け、妊娠に導きましょう。


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