花を身近に取り入れたい
花を育ててみたいけど、育児中だときちんと管理できるか分からない・・・。そんな方には、シンプルに生けるだけでお部屋を華やかにしてくれる「切り花」という選択がおすすめです。
切り花を美しく保つには、ちょっとしたポイントに気を付けるだけ。小さなお子さんがいても、非常に管理しやすいのが魅力です。
切り花の花首がへたってしまう、いわゆる”水が下がる”状態を防ぐために大切なのは『水切り』。水切りのキホンを押さえて、繊細な切り花を長く楽しんでみませんか?
切り花を美しく保つには、ちょっとしたポイントに気を付けるだけ。小さなお子さんがいても、非常に管理しやすいのが魅力です。
切り花の花首がへたってしまう、いわゆる”水が下がる”状態を防ぐために大切なのは『水切り』。水切りのキホンを押さえて、繊細な切り花を長く楽しんでみませんか?
水揚げのひとつである『水切り』
植物の水分は、葉部や花部から蒸発するもの。その過程のなかで水分の供給が追いつかなくなると、植物は「水不足」状態になります。
通常、植物は根から水分を吸い上げますが、切り花は切り口から上部に向かって水を吸い上げます。つまり、切り花に水分を十分行きわたらせるには、切り口の状態をよいものにしておく必要があるのです。
切り花に水を再度吸わせてあげることを「水揚げ(水上げ)」といいますが、水揚げのキホンは、花の茎をカットする『水切り』にあるといっても過言ではありません。
水切りを行ううえで押さえておきたいポイントは、以下の4点です。
・ 水中でカットする
・ 斜めにカットする
・ 導管を潰さない
・ 水切りはできるだけこまめに
1.水中でカットする
通常、植物は根から水分を吸い上げますが、切り花は切り口から上部に向かって水を吸い上げます。つまり、切り花に水分を十分行きわたらせるには、切り口の状態をよいものにしておく必要があるのです。
切り花に水を再度吸わせてあげることを「水揚げ(水上げ)」といいますが、水揚げのキホンは、花の茎をカットする『水切り』にあるといっても過言ではありません。
水切りを行ううえで押さえておきたいポイントは、以下の4点です。
・ 水中でカットする
・ 斜めにカットする
・ 導管を潰さない
・ 水切りはできるだけこまめに
1.水中でカットする
花材の最下部を水中でカットするのは、
・ 空気が入らないようにするため
・ 切り口を乾燥させないようにするため
という二つの理由があります。
まず、茎の切り口から空気が侵入すると導管内に気泡が生じ、水分が移動できない原因に。さらに、切り口が乾燥して状態が悪くなると、水揚げに必要な作用が発揮されなくなります。
切り花を十分水揚げさせるために、花材の最下部を水中でカットしましょう。もしも水中でのカットができない際には、カット後すみやかに水に浸けると◎
2.斜めにカットする
切り花が水を効率よく吸い上げるには、切り口の断面積が大きく関係しています。茎に向かって直線上にハサミを入れるのは避け、斜め方向にカット。こうすることで切り口の断面積が広がり、水の吸いこみがよくなるのです。水を吸い上げる面積を広くすることで、切り花をより長持ちさせられる状態に近付きます。
3.導管を潰さない
花材などの植物の茎には、水分を花まで送る役割を果たす「導管(どうかん)」が伸びています。水切りの際にこの導管が潰れてしまうと、水分が十分に吸い上げられないため、切り花の劣化を早める原因に。
水切りで導管を潰さないためには、切れ味のよいハサミを使うのがコツです。よく切れるハサミを使ってスッパリと切ると、導管を潰さずに仕上げられますよ。
また、フラワーアレンジメントの一環でワイヤーなどを使う場合には、花材のカットと同じハサミを使ってしまうと、すぐに刃こぼれしてしまいます。ハサミを長持ちさせるためにも、素材の硬さや大きさによって使い分けするのがおすすめです。
水切りで導管を潰さないためには、切れ味のよいハサミを使うのがコツです。よく切れるハサミを使ってスッパリと切ると、導管を潰さずに仕上げられますよ。
また、フラワーアレンジメントの一環でワイヤーなどを使う場合には、花材のカットと同じハサミを使ってしまうと、すぐに刃こぼれしてしまいます。ハサミを長持ちさせるためにも、素材の硬さや大きさによって使い分けするのがおすすめです。
KURASHI&Trips PUBLISHING/生花ハサミ - 北欧、暮らしの道具店
金物で有名な新潟の三条市にある「SAKAGEN」さんの花ハサミ。創業から100年以上の歴史を持つ老舗で、優れた切れ味と握りやすさが魅力です。