2019年8月30日 更新

日本人女性が最も多くかかる、『乳がん』予防のすすめ

患者数は多いものの、早期発見、早期治療を行えば生存率が高く、完治することも可能です!

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乳がんは、乳房内にある乳腺や乳管などに発生するがんです。
30代後半からかかる人が増加し、50代にピークを迎えます。

女性ホルモンのエストロゲン値が高いとかかりやすくなるとされ、また初潮が早い、閉経が遅い、出産や授乳の経験がない、初産年齢が高いなどは乳がんのリスクファクターとして知られていますよね。

現在、日本人女性がかかるがんでもっとも多く、将来的にも増加が見込まれています。
しかし、患者数は多いものの、早期発見、早期治療を行えば生存率が高く、完治することも可能です。
乳がん検診は、30歳になったら定期的に受けましょう。

日本人のためのがん予防法

・たばこは吸わない。他人のたばこの煙をできるだけ避ける。
・飲むなら、節度のある飲酒をする。
・食事は偏らずにバランスよく摂る
 *塩蔵食品、食塩の摂取は最小限にする
 *野菜や果物不足にならない
 *飲食物を熱い状態で摂らない
・日常生活を活動的に過ごす
・成人期での体重を適正な範囲に維持する(太りすぎない、痩せすぎない)
・肝炎ウイルス感染の有無を知り、感染している場合はその治療の措置をとる

体重の増加を防ぎ、抗酸化成分を摂取しよう

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飲酒や体重が増加しやすい閉経後の肥満は、乳がん発生の要因といわれています。
食べ過ぎや飲み過ぎを控え、脂質の摂取は総エネルギーの20%以下が理想です。

また、運動も乳がん予防にはよいとされているので、肥満防止のためにも運動の習慣はぜひつけたいものです。

がんは活性酸素が細胞の遺伝子を傷つけるために発生します。
活性酸素の害を防ぐ抗酸化成分(βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなど)を含む食品は積極的に摂りましょう。

また、大豆製品に含まれるイソフラボンは体内で女性ホルモンと似た働きをし、乳がん予防をはじめ、多くの健康効果が期待されていますよ!

低脂肪で、大豆や魚、野菜を充実させた食事に

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■抗酸化成分

βカロテン・ビタミンC・ビタミンE・ポリフェノールなど
にんじんには、高い抗酸化力のあるβカロテンが非常に多く含まれています。
キャベツには、ビタミンCが100g中に41mg。また、香り成分のイソチオチアネートには抗酸化力を高める作用があります。

■イソフラボン

大豆・大豆製品
豆乳には、たんぱく質や脂質、鉄、ビタミンE、葉酸なども豊富に含まれています。

効果的な食べ方

低脂肪の食事を基本にする
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肥満の予防・解消のために、低脂肪の食事を適量食べることを習慣づけましょう。
低エネルギーで抗酸化成分が多く含まれる野菜を積極的に摂るようにして、夜遅い食事はできるだけ避け、朝型の生活リズムに整えることもポイントです。

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この記事のライター

たつかわひな たつかわひな

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