2018年10月30日 更新

子どもがかかりやすい感染症【クループ症候群(急性喉頭炎)】って?

子どもがかかりやすい感染症の原因と症状、治療法、ホームケアの方法などについて知っておきましょう。今回は【クループ症候群(急性喉頭炎)】についてです。

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子どもは感染症によくかかります。予防接種で防げる病気もありますが、繰り返し何度もかかる病気もあります。感染症の原因と症状、治療法、ホームケアの方法などについて知っておきましょう。今回は【クループ症候群(急性喉頭炎)】についてです。

原因と症状

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クループ症候群(急性喉頭炎)は、喉の奥から気管と食道が分かれるあたりまでの喉頭(こうとう)に炎症が起きる病気です。原因の8~9割はパラインフルエンザウイルスやアデノウイルスなどのウイルスだといわれています。

喉が赤くなって痛み、水分やよだれを飲み込むのも痛いため、食欲がなくなります。熱は高めに出ることが多いのですが、発熱しないこともあります。また、喉頭は上気道で最も狭いためさらに気道が狭められ、息を吸うときに「ゼーゼー」と喘鳴はしたり、声がかすれたりすることもあります。

治療

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「ケーンケーン」や「オウッオウッ」という犬の遠吠えやアザラシの鳴き声のような、甲高い特有の咳が出たら早めに小児科を受診しましょう。最近ではこのような咳の様子をスマホの動画機能などで録画・録音するママもいて、診断に役立っているんだとか。

病院ではまず呼吸の状態をチェックし、喉頭のむくみをやわらげる薬を吸入します。炎症を鎮めるためにステロイド薬を使ったり、湿気を吸入したりすることもあります。

ホームケア

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咳でつらい病気なので、水分を十分にとらせます。また、空気が乾燥していると咳込むので、室内は十分加湿し換気もこまめに行いましょう。

まとめ

クループ症候群(急性喉頭炎)の主な症状は以下となります。

【熱】〇
【発疹】×
【咳】〇
【嘔吐・下痢】 ×
【予防接種】 なし



病気のサインや経過を知って、早めに受診するよう心がけましょう。
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