2018年10月26日 更新

子どもがかかりやすい感染症【おたふくかぜ】って?

子どもがかかりやすい感染症の原因と症状、治療法、ホームケアの方法などについて知っておきましょう。今回は【おたふくかぜ】についてです。

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子どもは感染症によくかかります。予防接種で防げる病気もありますが、繰り返し何度もかかる病気もあります。感染症の原因と症状、治療法、ホームケアの方法などについて知っておきましょう。今回は【おたふくかぜ】についてです。

原因と症状

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おたふくかぜはムンプスウイルスに感染して起こります。耳下腺や顎下線が腫れる病気で、咳やくしゃみからうつります。生後6ヵ月過ぎからかかる可能性がありますが、感染しやすいのは幼児期から学童時期にかけてです。

2~3週間の潜伏期間を経て、耳の下からあごにかけてぷっくり腫れます。腫れは左右に出ることもあれば、片方だけのこともあります。腫れがある間は顎を動かすだけでも痛く、食欲が大幅に減退します。

腫れは1~2日目がひどく、1週間近く続くこともあります。熱は38~39度くらい出ることもありますが、2~3日で下がります。

治療

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ウイルスに対する特効薬はないので、症状をやわらげる対症療法が基本です。熱が高くてつらそうだったり、腫れの痛みが強い場合には、解熱剤が処方されることもあります。

また、かかっても3割はほとんど症状の出ない不顕性感染ですが、一度かかると終生免疫がつくため、二度かかることは滅多にありません。

ホームケア

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家で静かに過ごします。飲み込むのがつらいときは、のど越しの良いスープやゼリーなどがいいでしょう。感染の危険があるのは顎が腫れる数日前~腫れが出てから5日間程度です。感染力の強いウイルスなので、保育園や幼稚園などはこの期間は登園停止となります。

まとめ

おたふくかぜの主な症状は以下となります。

【熱】〇
【発疹】×
【咳】×
【嘔吐・下痢】 ×
【予防接種】 任意



病気のサインや経過を知って、早めに受診するよう心がけましょう。
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